祝 Jユース選手権優勝

 晴れ、東の空に雲が有るため太陽はまだ顔を出していない。気温はマイナス20度近く、10分も外を歩いていると、外に出ている耳は冷気が突き刺さる。

昨日の出来事で一番の喜びは、下のニュースである。

引用 道新スポーツhttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/429509.html

サッカーJリーグ、コンサドーレ札幌の下部組織、コンサドーレ札幌U―18(18歳以下)が24日、大阪・長居陸上競技場で行われたJリーグ・ユース選手権決勝でG大阪ユースを5―1で下し、初優勝を果たした。トップチームは1シーズンで1部(J1)から2部(J2)落ちするなど暗いニュースが続いたが、未来を担う10代が最高のクリスマスプレゼントをサポーターに届けた。

 試合は、終始札幌ペースだった。しかし、ゴール前にもう一人飛び込みシュートを打てばというチャンスが多く、得てして劣勢の相手のミドルシュートが決まるものであると見ながら危惧していたら、見事、相手の選手のミドルが決まる。

 

 U-18の先輩である、トップチームの勝ち試合もこんなゲームばかりで、その逆をやられてしまったというわけである。

 そして前半も終わりごろ、コーナーキックからのシュートのこぼれ球を中原選手がシュートを打とうとした瞬間、相手選手のスライディングタックルが足元を襲う。

 相手選手も故意でやったとは思わない。しかし、シュートを打つ体制で足裏を見せてのスライディングは危険行為である。一発レッドのPKとなる。

 この試合は、CSで見ていたのだが、解説の槙野選手は、レッドは厳しすぎると言っていたが、あの場面で自分がシュートを打つ身ならば、もしイエローだった厳しく抗議しただろう。まあ、審判によってはイエローで済ます場合もあるだろうが、やはり危険な行為は危険な行為である。

 そして、落ち着いてPKを中原選手が決めて、前半終了間際に同点に追いつく。

 後半は、人数が少なくともガンバ大阪の選手は、それを感じさせない動きを見せるが、その圧力を憎らしいほどの落ち着きでいなし、そしてパスをする。全く厭らしいチームである。

 そして、相手の裏にパスを出すことで相手のまえ掛かりの裏をかき、シュートを狙う。それでも相手キーパーの攻守で得点が入らなかったのだが、相手の一瞬の隙をサイドバックの小野選手がみのがさず、それを相手選手とかぶりながらも、中原選手からの国分選手へのパスが相手のプレッシャーから偶然ワンツーとなりそれをまたもや中原選手が決めて一点リードを奪う。

 それからは、もう札幌の独壇場である。相手に一本もシュートを打たせず、完勝した。


 道内ユース年代の全国制覇は、これが初めてである。それは、先輩たちがあと一歩の所で苦杯を舐めてきた過去の歴史の上にこの優勝が有ると言って過言ではない。

 北海道は、もう真冬で外のグランドはもう使えない状態である。その中でこの時期に全国制覇できたのも日頃の練習の成果でもあるし、何時もトップチームとの練習を行い、上のレベルの選手と常に練習をしている経験がものを言ったと思う。

 ただ、今日のプレーで直ぐにプロの中で試合に出れるかというとそんなに甘くは無いだろう。あるいは出れたとしても、今日のように簡単に相手をいなしたり交わしたりできるとも思わない。きっとあの多くの場面で、ボールを取られ反撃されただろう。

 

 しかし、そうだとしてもこれからの札幌を担う世代だと思う。一つ上はもちろんその上の先輩たちと力を合わせ、札幌がJ1を制覇する日を自分が生きている間に見たいものである。