月曜日の憂鬱

 晴れ、気温はマイナス10度前後。中々気温は高くならない。今週も低温が続くらしい。

 週末、大雪のため、土日は、除雪だけで終わってしまった。いうなればゴロゴロ過ごしたという事である。

 そういった生活が続くと、仕事と家の往復だけで、いわゆる牛の放牧と同じ生活をしているわけで、社会に買われている違う意味での「社畜」である。

 国民の多くが家と仕事場の往復で、帰宅の合間に酒を飲んで憂さを晴らす程度で毎日過ごしているのだろう。

 今問題となっている、ギリシャはそういった飼いならされた生活ではなく、仕事を如何にしないで生活するかを実践して今の状況にあるのだが、本当は、日本もバブルのころ遊んで生活できる社会を夢見ていた。

 だから、今のギリシャの状況を非難することはできないし、却って他山の石にすべきことなのだろう。

 人は誰しも家畜のような生活はしたくない。できることなら家畜を働かせて、自分は自堕落な生活ができたならと夢見ているのである。
 そしてその夢が覚めると、いつの間にか現実は、家畜のように家と職場を往復する生活にいることに気付くのである。

 本当にくつろげるのは夢の世界だけだったりする。

 毎日、決まりきった繰り返しを避けるために、仕事に生きがいとか喜びを見つけようと考え、そして部下には、自分と同じ生き方をするよう洗脳しているだけなのである。

 ただ、判るのは、一度そのレールに乗り動き出してしまうと、そのレールの上から降りるのが極端に怖くなるという事だけである。