タガが外れる

 晴れ、朝日が眩しい。気温は、マイナス20度くらいと冷え込んだ。それで雪道は、スケートリンクの様である。


引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120208-OYT1T00954.htm?from=main6

警察手帳を偽造したとして、大阪府警は8日、住之江署地域課巡査部長・松田久嗣容疑者(53)を有印公文書偽造の疑いで逮捕した。
 松田容疑者は、警視庁や大阪、神奈川両府県警などの偽手帳6冊を数万〜15万円で販売していた。府警は購入者から回収を進めている。現時点で犯罪に悪用された形跡はないという。

引用 スポーツニッポン(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/02/09/kiji/K20120209002595790.html

 名古屋市で女子高校生に乱暴しようとしたとして愛知県警は8日、強姦(ごうかん)未遂などの疑いで名古屋市港区、元県警豊橋署地域課巡査の森崎港平容疑者(22)を再逮捕した。同容疑者は昨年12月、女子中学生に対する強制わいせつ未遂容疑で逮捕されている。08年4月の県警採用より前、高校生だった06年ごろから計25件のわいせつ行為をしたなどと供述しているという。

ニュースサイトを見て、警官の不祥事が並んで上がっているのを見て、驚いてしまった。

今までもそういった事件が無かったわけでは無いが、警察官の職員採用は、以前非常に厳しいと言われてきたが、そうでもないのだなと思う。

「これだもの」という世間の目が、負のスパイラルとならずに規律を正しくしてほしいと思う。

 きっと警察官の中に、一般市民と同様、法律を破ることに躊躇しない人間が一定数存在し、そういった人間が偉くなり、それを真似する人間が増えているのだと思う。

 組織は、脆く、信じられない人間が上に立てば立つほど、徐々にダメな方に向かって行く。
 なぜなら、それを止めようとする人間が上から排除されていくからである。すなわち、上を排除する人間が少なくなることが組織を弱体化させる。

 これ程、全国の警察が批難される事件が続くという事は、組織としては、崩壊したと言って良いだろう。今動いているのは、公務員の仕事を機械的にこなす人間がただ毎日、与えられた仕事をこなしているに過ぎないのだろう。

 ただ問題なのは、一般の会社は、こういった状態になれば、倒産などで自然淘汰されていくことである。
 しかし、公的組織は違う。国の税金が決まった額で投入されるわけであるから、成績が振るわなくても解散することは無い。

 そのため、新しく組織を作り直して、再出発を図ることができない訳である。それは、公務員が働くすべて通ずる。

 弊害はあるかもしれないが、大胆な人事ができる制度改革が公務員制度でも必要だろう。