CSで観戦
大宮は何を恐れていたのだろう。あるいは、横綱相撲を取るつもりだったのだろうか?
相手が受けてくれるためそれなりのチャンスが札幌に巡ってきた。しかし、チャンスを活かせたのは一回きりだった。
札幌にとっては勝てる試合だったかもしれない、しかし、そう簡単に勝たせてくれなかった。相手を格下と見て攻める大宮の心の余裕がシュートを決めてしまうのだろう。それを許してしまう札幌。札幌の選手が持つ心の焦りが表に出てしまい、それが余裕をもたらすことは良く判った。
勝つのに何が足りないかそれははっきりしている。それは選手が持つ心の余裕である。負けるかもしれないという心があり、それが時間とともに顔に出てしまえば相手になめられてしまう。
初戦は、まだ札幌の選手に焦りはなかった。J1の舞台でどれだけやれるかを試す気持ちの方が強かった。そして次の試合、先制して直ぐ同点、逆転の試合をしてから、徐々に札幌の選手の気持ちの中に、負けるかもしれないという弱気の虫が顔を出し、それが勝たなければならないというプレッシャーが更に追い打ちを掛けるようになってしまった。
監督は、どう思っているのだろう。勝てない焦りはきっとあるだろう。その焦りが選手にもあり、サポーターにさえ勝てない焦りがある。その焦りをどこで断つことができるだろう。
試合は2−1で大宮の勝利