東電

 曇り、朝方は、雨音が聞こえるほど降っていたが、小康状態になった。今日一日降ったり止んだりの天気らしい。気温は10度くらいか、もう夏への衣替えの時期にきていて寒いくらいである。


 引用 東京電力http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/index-j.html

東京電力が全面撤退を申し出たことはありません」


 東京電力福島第一原子力発電所から全員を退避させようとしていたのではないかと、メディアで広く報道されていますが、そのような事実はありません。昨年3月15日6時30分頃、社長が「最低限の人員を除き、退避すること」と指示を出し、発電所長が「必要な人員は班長が指名すること」を指示し、作業に直接関わりのない協力企業作業員及び当社社員(約650名)が一時的に安全な場所へ移動を開始し、復旧作業は残った人員(約70名)で継続することとしたものです。

 東京電力が官邸に申し上げた主旨は「プラントが厳しい状況であるため、作業に直接関係のない社員を一時的に退避させることについて、いずれ必要となるため検討したい」というものです。3月15日4時30分頃に社長の清水が官邸に呼ばれ、菅総理から撤退するつもりかと問われましたが、清水は撤退を考えていない旨回答しており、菅総理もその主旨で4月18日、4月25日、5月2日の参議院予算委員会で答弁されています。清水も4月13日の記者会見において「全面撤退を考えていたということは事実ではない」と申し上げています。

 東京電力がこのような反論をホームページ上に載せているとは知らなかった。こういった企業の回答は、企業トップの同意の元に載せてあるものと思うので、これが東京電力の今の首脳陣の答えと言って良い。

 その他にも、「今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした」「1号機非常用復水器は、手順書にしたがって適切に操作されていました」「4号機原子炉建屋は傾いておらず、燃料プールを含め地震で壊れることはありません」などがあり、是非多くの人が見ることを進める。

 ただし、「今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした」などという意見については、納得できかねる。
 文中にも、東京電力自体がそういった報告が有ったことを認め調査も行っている。その上で、津波は来ないと判断したらしいし、その後の調査は、土木学会に丸投げしたようである。
 これに関しては、自社のお墨付きというより、そういった権威のある学会のお墨付きが欲しかったのだろう。更に巷では色々噂が有るように東京電力からそういった方面へ当然資金の提供をしていただろう。

 原発に係る色々な資金が、真に原発事故に対する予防策に投じられていたらと思うと本当に残念に思う。

 また最初に上げた話題に戻るが、東京電力は、事故当時全面撤退するとは言っていないという主張の様である。この点、何か証拠の類が有れば別だが、言った言わないの次元であるなら真相は解明できないだろう。人はうそをつく動物である。