バブルの清算

 曇り、いつ雨が降り出してもおかしくない天候である。朝6時の気温が10度と低い。そして十勝の方ではマイナスを記録したという。


 日本は、戦後のバブルのつけを今清算しているところらしい。

 その一つが、国会議員である。議員定数は、無闇に増やすことで無能な人間を国政に参加させ国会を混乱に陥れた。更に、国会議員には、税金から活動資金を渡しているが、金が無い議員が多いらしく、金の亡者に堕落する。それだけでもモラルが欠如するのに更に無能の集団ではお先真っ暗である。

 また、公務員とその天下り団体である。いくら減らそうとしても、いくらでも抜け道を考え、何時まで経っても変化が無い。一度膨れた組織を元に戻すには、組織を根本的に解体するしかないが、それが出来る政党が日本には存在しなかった。

 戦後、日本で作られた公共物は、そろそろ次の建て替え補修を考えなければ時期に来ている。あの山奥に作られた橋や道路も補修の対象となればどれだけお金が掛かることだろう。北海道の山奥に建てられた、まるで回廊のような道路をどのように維持するのだろう。

 全て、日本の行く末を案じなければならないことばかりが山積みで、EUのことを心配している場合ではない。日本も自分の足元の土台が崩れているようなものである。
 それを解決する方法を、今の日本人の誰一人として頭の中に構築できていない。頭に思い浮かべた方法が実際にそれを解決する真の方法かシュミレーションさえできない問題だからである。
 

 それでも、東京は何時もScrap and builtを繰り返している。それだけ日本からのお金を集めて意味もなく再開発しているようにしか見えない。あれだけの建物にどれだけの人間が暮らすというのだろう。