なでしこ勝利

 曇り、肌寒いくらいの陽気である。

 昨日の深夜からから早朝にかけて行われた、女子サッカー日本代表の試合を見てしまった。

 日本の裏側で行われているため時差は9時間あるが、イギリスは今サマータイムなので表示上は8時間の時差である。この辺りややこしい。

 日本時間で午前1時という事は、イギリス時間で午後5時くらいという事になる。これは、日本が、イギリスより東にあるということと、日付変更線は太平洋の真ん中くらいにあるので、一日の始まりは、日本の方がイギリスより先という事になる。

 相手国のブラジルは、余り時差が無いため夕方位の時間で、日本が深夜という扱いになる。

 日中行われる競技は、日本では、夕方から深夜という時間帯なので、決勝などは、遅い時間帯にどうしてもなってしまう。

 前置きは長かったが、自分が眠たいという事を言いたいだけである。

 予選の戦い方と、それに言与した監督の言葉が、やはり問題となったが、選手たちの戦い方は堂々としていた。もしかしたらモチベーションが下がるかと心配したが、代表選手は違った。

 それでも相手国のブラジルの猛攻の時間帯に、得点を入れさせなかった日本、或いは入れることのできなかったブラジルが試合の行方を決定ずけた。

 それも試合の綾であり、日本とブラジルに差は無く、どちらが勝つか負けるかは、その時の運次第だっただろう。

 しかし、日本にとって幸運だったのは、相手国ブラジルのキーパーソンであった、マルタ選手が中盤に下がってボールを動かしていたことだろう。そのため日本は、そのボールの出所をある程度絞れば、守備をするのに専念できるということになった。

 きっとマルタ選手は、自分でゲームをコントロールしようと必死で、思わず下がってしまったのだろう。後は、他のFW選手の体力の消耗が激しく攻撃に迫力を失ってしまった。あれは明らかな監督の采配ミスだろう。

 そして、今日は日本男子の決勝トーナメントがある。相手はエジプト、国際試合では、エジプトは中東ではないためアジア予選の一員では無く、その強さは余り知られていないが、ちょっと見た試合では、アフリカ勢の特徴である身体能力を生かしたプレーをしていた。
 体格も良く、当たりにも強そうで、日本にとって楽な相手ではないことは間違いない。日本国内では、エジプトと聞いて楽勝を予想する声もあるが、そう簡単に勝てる相手ではない。

 折角1位通過したが、結局は、どことやっても厳しい試合なのは間違いない。それでもこの試合を勝てば、少なくとも後2試合はすることになるのであるから、日本の若手選手にとって世界に自分をアッピールする滅多にない機会になるだろう。そういう意味で、今日の試合の勝ちは重要である。