景気

 曇り、気温は朝の6時で13度、昨日と同じである。


引用 スポニチhttp://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/06/11/kiji/K20130611005987960.html) 

週明け10日の東京株式市場は全面高の展開となり、日経平均株価(225種)の終値は、前週末に比べ636円67銭高い1万3514円20銭と急反発した。1日の上げ幅としては2008年10月30日以来、約4年7カ月ぶりの大きさ。平均株価は4営業日ぶりに1万3500円台を回復した。

 株の上下動が止まらない。この状況で小金持ちが株に投資するのは、既にギャンブルである。kのゲームに参加できるのは、一握りの資本家たちである。その資本家たちの掛け金をその他大勢が支えている。

 もし、この現実にその他大勢が気付いたとしても、それを引っくり返すエネルギーを持ち合わせていないのが実情である。この先、こういった状態が長く続けば続くほど、権力は金持ちのものに成り、その他大勢の庶民は、徐々に奴隷のような扱いを受ける社会が目前に迫っている。

 もしこの先の未来が変わるとしたら、それは、世界的な大恐慌か戦争だろう。格差社会においてその格差を無くす術は、戦争であり革命であった。それは歴史が証明している。そして、その社会が変わった後に訪れるのはまた別な格差社会である。

 

 人間が集団で生活している限り、その上下関係の形成は、サル山と同じで動物の本能に由来する。それは避けられない事実である。

 今回の、株価の乱高下と為替レートの変動は、上手く行けば日本の景気回復を引っ張ってこれるかもしれないが、下手をすればこのまま地の底に引きずり込まれる可能性がある。

 良いシナリオと悪いシナリオその中間は無い。良いシナリオは、このままの好景気を予想して国内の産業が設備投資に資金を投資し、働く従業員の給与も上昇し、それによって国内の購買力が上がり、更に景気が上がるというものである。

 そして悪いシナリオの方は、円安傾向に振れていた円の価値が、また円高に振れ、更に株価が急降下し、量的緩和が有効で無くなり、国債金利は上がり、国の借金の返済が国家予算に近づきデフォルトを起こすことである。

 この先、外国の動きの影響を諸に受けるのはやはり日本の宿命である。資源を持たない国として生きて行くには、どうしても外国とのかかわりは大きい。

 この先、日本が生き残りを掛けるには、エネルギー資源の確保しかない。原子力発電が破綻した今、自然エネルギーを含めた、エネルギーの確保無くして生き残りを図ることは不可能だろう。