対水戸

 晴れ、気温は、20度くらいだろうか、涼しさを通り越して日陰では寒さを感じるほどである。秋かなと思う。

 昨日は、水戸との試合をCSで見た。

 審判の力量というものが問われる試合だった。以前からフィールド全体をくまなく見ることはできず、第2審判が補助するというようになったはずが、その第2審判も上手くゲームに係れない状況を何とかすべきだろう。

 その最たるものが、後半、上里の顔に鈴木の肘が当たったシーン、あれは映像から見れば、相手に当ることを前提に肘を振っているように見える。この時はカードは出なかった。前回の厚別でもそうだったが、鈴木は、相手が近づくと水平に腕を振ることが多い、それが高等技術だというならそれもスポーツの一つだろうが、それにより相手が怪我をすることになれば傷害罪である。

 そしてフェホのレッド一発も、相手の腕が自分の体を抑え込もうとしたところを振り払い顔に入ったように見えた。肘が直接入ったわけでは無いので故意で無いように見えたが、実はこれは試合開始からの相手と競り合うフェホの行為が積み重なって審判に悪い印象を与えたことによるものだと思う。

 ゲームを生かすも殺すも審判次第である。八百長も審判を買収することも多い。それだからこそ不審な行為は、何か裏があるように捕られかねないのだから、そう見られないような笛を吹く必要がある。

 審判も人間である。位置取りが悪ければ陰に隠れて行為を直接見ることは難しくなる。誤審の殆どは、位置取りが悪いことが切っ掛けになるのが多い。そのため適切な位置取りをしてプレーを見ることが大切である。そのために頭を働かせ次のプレーを予測することが大切なのだがそれも限界がある。だから第2審判の重要性があるのだが、今だと自分の近くの行為しか判断しないし、オフサイドの確認に気を取られそれだけで精一杯の感じがする。あれでは主審の手助けには、成りにくい。

 というように、Jリーグの主審レベルは、必ずしも高くなく、それだけで試合が台無しになることも多い、だから素晴らしい主審に当ればそれだけでゲームは締まる。低レベルな試合で、審判が無茶苦茶なら試合をやらない方が見ている方にとってもストレスが掛からない。

 今回のフェホの一発レッドについては、札幌も意見書を出すべきである。そうしなければ審判の質も上がらないし、悪い審判が淘汰されていかない。

 審判ばかりの話になったが、試合は、水戸に先制されながらも札幌が上原、フェホ、内村の得点で逆転勝利した。秋近くに成り、相手チームの選手たちが夏場の疲労で動きが悪くなりがちだが、却って札幌は90分走れるようになってきた。それが連勝している原因だろう。またフェホが動きが悪いなりにも得点を取れることがチームに勢いを与えている。その欠場が次節痛い所である。