レバンガの試合

 曇り、ちらちらと雪が舞う朝である。気温は1度。


 昨日は、北広島体育館にレバンガの試合を見に行った。観客数は1500人程度だったらしい。

 試合は、面白いと言えば面白いのだろうが、第2ピリオドのロースコア―に少しレベルの低さを感じた。ただ、その代り、第3、第4ピリオドのファール合戦と激しい当たりが少しプロの試合という感じを受けた。

 アマならあの程度でも問題になるだろうが、プロなのだから見せる試合をするのは当たり前、ダンクシュート等は随所に入れて行かなければ観客は見に来なくなる。

 勝つために、大人しい試合をしていては、プロと言えない。やはり魅せるための試合運びもやはり観客を集めるためには必要なのだという事である。

 しかし、昨日の試合には、大勢の小学生、中学生が来ていたが、そのレベルであの反則行為を見習って貰っては困る点もあるのだが、それでもプロの片鱗を見せつけられたのではないだろうか。


 勝つためには、守りを固め相手に得点を入れらせない。それは基本なのだろうが、その守りにもプロなのだから見せるプレーが必要である。一試合守ってばかりでは、負けない可能性は高いだろうが、勝つという可能性も低くなる。

 守りながら攻めるということが上手に切り替えられるチームが、プロの試合なのだろう。そのためには守備もできて攻撃もできるという選手を揃えて行く必要がある。そのやり方が出来ればおのずと観客数も増えて行くことだろう。

 バスケットは、あの小さなコートを使い、攻撃と守備が目まぐるしく変わるスポーツである。サッカーなどと違い、攻撃の時間が決められ、ゆっくり球回しをするなどという事が禁じられている。必ず、攻撃しなければ相手にボールを渡してしまうし、反則をすれば相手にフリースローのチャンスを与えてしまう。

 そのルールは、得点を入れさせることに特化している。だからどんなに守りが固くとも得点を入れなければ勝てないという点で極端である。

 それと比較して、サッカーは1点、2点で勝利が決まるスポーツである。どこまでもパス回ししていても許されるし、ゴール前を11人で固めても許される。ルール上はそうなっているが、実際は、そんなゲームをすれば、ブーイングは起こるし、誰も見に行かなくなるスポーツでもある。サッカーと言えどもバスケと同じように得点を入れて初めて観客は喜ぶ。

 日本のサッカーもその点少しバスケを見習うべきかもしれない。やはりプロなのだから観客を沸かせるプレーが必要である。相手を翻弄させるプレーや、楽しませる個人技を見せつつ得点を取ることが必要だろう。