昨日の出来事

 曇り、朝方は雨が降っていたが今は止んでいる。予報では日中雨らしい。気温も低い。

 昨日の集中豪雨の被害は、リアルタイムで伝わってこない。TVなども現場から中継を行っているが、それはあくまでもTV局が選んだ場所であり自分たちと直接係りのある場所が選ばれているとは限らない。欲を言うならWEBカメラのようなものでどこで何が起きているか判るようなカメラ網が欲しいくらいである。

 そういった監視カメラのような機能は、個人のプライバシー上好ましくないのかもしれないが、自分がいざという時どういった行動を取ればよいかやはり情報が大事であり、間違った方向へ移動した故に事故に遭い易くなる可能性も無きにしも非ずである。

 

 そして昨日の夜は、絶えず稲光が暗闇の空に走り、まるで舞台の上でフラッシュライトが光るような演出を見ている様だった。高い上空の雲の中でそれが起こるものだから雲全体が夜空に白く浮かび上がるのである。

 今日も苫小牧地方などでは、大雨警報が続いているが土砂災害には厳重な警戒が必要だろう。

 そして、今日、朝日新聞社社長の会見のニュースが流れ、新聞にも最近色々話題になっている報道についての謝罪文が掲載された。

 遅きに逸したが、今までのマスコミが謝罪もなく誤報を撤回していたことを思えば、今後、この朝日の基準を参考に、誤った報道を行った場合速やかに訂正すべきというルールを是非作って欲しいものだと思う。

 マスコミの流すニュースは、どこかに疑いを持ちつつも信じてしまう傾向にある。後でそのニュースが誤りだったとしても訂正がひっそりと行われていたり、時間が経過し、本人の名誉が傷付けられたままの状態を解消できないという事が起こる。

 例えば、犯罪などで誤認逮捕されその後疑惑が晴れたとしてもその訂正がきちんとなされないという事もあるだろう。それは、マスコミだけの責任ではないが、一人の人生を狂わせる結果となることもある。

 更に深刻なのは、TVは録画され、新聞はデジタル化され、それがネット上に流通してしまうと、それを訂正する術がないという事である。今後もその状況は変わらないだろうし、新鮮な情報を望む余り検証不充分な状態で流れ、更に誰もチェックできないとあれば、ネット上の情報を管理する者が不在の状態は今後も続くだろう。

 人の知る権利と、個人情報の保護、この境界は本当に曖昧である。