対 京都

 晴れ、気温はマイナス1度。

 昨日の試合、CSで見た。

 勝てる試合を落とした。あれだけ攻め込みながら詰めが甘く、一瞬の気の緩みから2点取られるという展開は、何度も見て来た。

 何が悪いのかというと一言で言えばナザリトの調子が悪いという事だろうが、そんな時には別の人間が得点を取るくらいの勢いがないと得点は取れない。

 一つ何かが違えば勝っていたのでこのままで良いと言えば良いが、それでは選手のモチベーションが高まらない。何か全員で神頼みをして気分転換しないと悪い方向へ流れてしまう可能性もある。都倉の負傷は痛い。

 恒例の選手評をする。

 金山:彼に変わってから勝ちきれない。彼のせいでは無いが、大宮戦のFKから流れは悪くなっているため、次節はクに変わる可能性が高い。1つ課題があるとすればFKの守備位置を早く動きすぎることだろう。昨日は壁の上を越されギリギリに決められてしまうという不運が有ったと思うが…。

 福森:CK任されたが、パス程の精度が無い。守備、攻撃参加と頑張っていたと思う。彼は前目の位置が適正だと思うが、けが人が多いため色々な所で試される。でも移籍後直ぐスタメンを確保できるというのは、札幌の若手がだらしないという証拠である。

 河合:ギリギリのところで相手を抑え込む安定の守備。後半ドリブルでセンターラインまでスルスルと持ち上がった所でストップしてしまうのは、守備が気がかりだったのだろうが、あのまま攻撃参加するのもありだと思うが、まだコンビを組む2人の若手を信頼していないのだろう。

 櫛引:目立った守備は無かったが相手をゴール前に入り込ませなかった。セットプレーで活躍すれば目立つのだが、中々画面には出てこない。

 堀米:徐々に試合慣れして来ている。定位置確保も可能である。後ろからナザリトや中原目掛けて良いパス出しもあった。

 稲本:安定の守備。昨日はフル出場だったが、後半の最後は足が止まっていた。頑張りは見事だが、そろそろ得点が欲しい。

 宮澤:目立つ攻撃が無かった。ナザリトが不調な時彼が活躍する必要があるのだが、中々スターには成れない。

 中原:彼には中々得点の女神は微笑まない。あれだけ得点チャンスに絡みながら得点できないのは持っていないという事なのだろう。後は90分間走り切らなければならない選手の一人。

 内村:今年は得点を入れる年と言っていたが、まだ無得点。シュートは打つが入らない。元から技術では無く感覚で打つタイプ。野生の本能のような切れる物を目覚めさせなければいけない。結婚してそれを忘れてしまったか。

 ナザリト:今年の札幌のJ1昇格は、彼に掛かっているといって過言では無い。かれが調子を上げないと札幌の調子が上がらない。本当のキーマンである。それだけに昨日のチャンスを外すのは残念。

 二ウド:交代時は運動量豊富だったが、いつの間にか消えてしまった。もう少し宇宙人のようなスタミナを見せて欲しい。

 前田:こちらも交代時は華麗なテクを見せてくれたが、周りがカバーできなくなった途端消えてしまった。彼も周りが動いてくれなければただの人。天才前田の本領を発揮してほしい。

 上里:短い時間で彼らしさを発揮できなかった。

 最後に、札幌のパススピードは遅すぎ。あれだけ遅いと相手プレスでパスミスをする。ただでさえチャンスでパスミスをしてロストすることが多いのに。ここ数試合を見ていると本当に目に見えて遅くなってきている。監督が遅い球でパス交換しろと命じているのかと疑う。できるなら大宮のように連動してワンタッチのパス交換を目指すべきだ。