流れに

 曇り、気温は10度。

 世の中は、自分の意思とは関係なく進んでいく。それに抗う事は出来ず、その流れに身を任せていくしかない。

 任せるというよりは、抵抗などできはしないのだが。できるとしたら未来の人間がタイムマシンを発明し、この時代に舞い降りその機械を自分に使わせてくれるなら可能だろう。まあできないと思うが。

 そのため、引きこもりでない限り家を出て仕事を一生懸命するわけである。その仕事は楽しい楽しくないに関わらずこなしまた家路に着き眠るのである。

 そういった人生が続いて今が有り、そしてまだ当分のこの生活は続くのだろうと思う。この流れに弾き飛ばされあの世に行かない限り。

 曲名は忘れたが、時の流れに身を任せて過ごすのだろう。

 と書いている内に曲名を思い出した。テレサテンの「時の流れに身をまかせ」だった。歌詞を思い出すと、好きな人を思う歌だった。

 そういえば、沢田研二の歌に「時の過ぎ行くままに」と言う似たような歌詞が有った。これも男と女の恋路の歌だった。

 人生を時の流れに流されながら過ごしたというような歌は恋物語以外に無いのかもしれない。