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FIFAを構成する役員は、それぞれどこかの国に所属しているが、FIFAという組織は世界規模の組織であるから各国にとって根無し草のようなもので掴まえ所が無い状況だった。
だから今までの間安泰でいられた。もしかすると今回の逮捕劇も少しの波紋が広がったが落ち着けばまた元の様な組織に戻ると会長は考えているかもしれない。
長い歴史の中で、生贄を時々出せば世界は許してくれるという感覚があるのは、どこの組織も同じことである。時が経てば必ずと言って良いほど保守的になり改革を嫌がる。何かの折に改革してもまた元の様な組織に必ず戻る。宿命というものである。
今後世界のサッカー界が変わるとしたら、やはりUEFAの存在だろう。今ならFIFAから独立して、ヨーロッパ以外の国のリーグの参加を認めれば、FIFAに対抗できる組織に成る可能性が高い。
ただ、今の会長のプラティニもW杯招致に対する疑惑が存在するので、必ずしもUEFAが清廉潔白かというとそうでもない。叩けば埃が舞うかもしれない。今後も色々あるだろうが、それでもFIFAが生まれ変わる必要があるだろう。
こういった事にに関して日本人は表向きは清廉潔白を求めるが、そこはなあなあを許容する国である。ずるいと思っていてもそれが世の中の仕組みなら甘んじて受け入れる必要があると思っているだろう。