なでしこ

 雨、16度。

 今朝は、てっきりなでしこの試合があると勘違いしていた。新聞を見ると明日であった。それも試合開始は、朝の8時という中途半端な時間である。これなら早朝5時くらいから始めてもらった方が嬉しかったが、現地時間は午後5時開始なので、日中の暑い時間をさけたというべきか、それともイギリスのゴールデンタイムに合わせたというべきか。

 別の組のアメリカとフランスの準決勝が今日の10時から(現地時間午後7時)だからアメリカのゴールデンタイムに合わせたという事だろう。

 FIFAもやはり金を多く出す地域に時間を合わせて試合を行うという事だろう。まあ、地球のほぼ裏側で行われているため日本を優先すれば、あちらは朝の試合開始に成るのでこれは無理という事だろう。


 別に、今日はなでしこの話題を書くつもりも無かった。ただ、自分の勘違いの事を書いている内にそういう流れになってしまったので、このまま続けて書くとする。

 今回のなでしこは、予想を裏切る出来だと思われる。去年の別の大会では、優勝できず、若手の成長も無く、という結果だったので、その流れからここまで勝ち上がるとは思われていなかった。ひとえに組み合わせに恵まれた結果だと言って良い。

 反対の組には、アメリカ、フランス、ドイツという今の女子サッカーでは頭一つ抜け出したチームが有り、それに比べて体格も小さく、パスサッカーを標榜しているがパスミスもそこそこあるチームなため、その国が居ないブロックでもいくら前回優勝の冠はあったとしても厳しい戦いを強いられてきた。

 ただし、その戦いぶりを見てみるとまさしく調子を決勝トーナメントに合わせてきたというしかない戦いぶりである。予選でのミスの多さも、登録選手を全て出場させるために仕方が無かったことであるし、それをやったことでメンバーをある程度固定した決勝トーナメントの試合は、見違えるように選手たちの呼吸が合うようになってきている。

 それを見ている内に、選手の能力と同時に監督の手腕ということが言えるだろう。もしイングランドに勝てば本当に素晴らしい監督であるし、もし負ければ運に恵まれた監督という事に成るのだが、日本のマスゴミは手のひら返しが本当に上手いから今の褒め言葉は、断崖から突き落とすための罠かもしれない。

 というわけで、明日の試合は、生では見れないとは思うが勝利を祈っている。