対 群馬

 曇り、気温は10度。めっきり冷え込んだ。


 札幌にとって土俵際の一戦。ここにきてこの順位に成ると誰が予想していただろう。開幕前の「J1に絶対行くぞ」というCMが寒々しく思えてくる。

 この試合も私用でドームに行けず。見に行っていたら悔しさで帰ってくる間に事故を起こしそうな試合だった。家で録画を見ていて正解だった。

 しあいは、相変わらず適当なボールが入るだけで相手の守備があることを忘れてしまっている。あの戦い方は、ゴールマウスにシュートを叩きこめるストライカーの存在が不可欠だが、都倉の春先の好調がすっかりなくなり、内村、ナザリトの得点感覚の無さが札幌の勝利を遠ざけ、更に守備の不安定感がその勢いを完全に殺したと言って良い。

 四方田監督に選手を覚醒させる能力は結局なかったという事だろう。バルバリッチを解任した時に社長がいった最適なタイミングと言うのはそもそも存在しなかった訳である。

 それにしても相手にセットプレーで得点を入れられてしまうのだから、その動きの真似をすればよいのだけれど、何時まで経っても得点の匂いすらしない。

 

 昨日の群馬などは、特にセットプレーの守備が得意では無い筈なのに相も変わらず相手のマークを外せないし、ボールの飛行線状に頭を入れることすらできないことが多いにも関わらず、昨日は2度フリーで当てたがそれもキーパー正面と言う不甲斐なさしか感じない。

 残りの試合は、消化試合あるいは選手の選別に使われるのだろうか?30人以上いる選手の中で来年使える選手は何人いるのか?ナザリトは今日の試合を見て来季契約は無いだろうと思った。二ウド、イルファンパウロン。1年を通して使える選手では無いことは確かである。