天気予報

 曇り、気温はマイナス8度。

 先週の週末は、猛吹雪の予報だったが、全然そういう事は無かった。一部にはそういう地域もあっただろうが、全道的なものでは無く予報としては大外れに成るだろう。

 天気図をみると、27日の北海道上空は、低気圧に覆われ等圧線の間隔は非常に狭くなっていた。この天気図を見れば誰もが強い風を予想するだろう。

 しかし、現実は短い時間に強い雨が降ったが風速はそれ程でもなく気温もプラスだった。更に翌日も冷え込んだが大雪とはならず低気圧は通過してしまった。

 この原因は、北海道上空をすっぽり低気圧(3個あった)が覆ってしまったからだろう。それは台風の目の中心にいると風が無く上空が晴れ渡ると同じ現象である。その低気圧の塊の周囲は風が吹くことに成るが低気圧の領域が大きすぎたため北海道周辺に風の強い所が有ったのだろう。

 そしてその低気圧も時間と共に崩れ、最終的に週末はそれ程悪天候に成らずに済んだと言える。ただし、局地的に低気圧の雲が雨を降らした。それも上空に冷たい寒気が丁度入り込まなかったからである。

 普段ならこの季節、石狩地方に大雪が降ることは無い。普段の年なら根雪に成るのは12月中旬である。その点から言えば今年の雪の降り始めが早かったが、これも上空の寒気がこの時期に入り込んでしまい雨が雪に変わったからと言える。

 今週は、雨と雪と晴れと言うように目まぐるしく天候が変わる。11月から12月に掛けては何時もの年なら比較的穏やかな天候が続くはずなのだが、今年は、時季外れの大雪と言うスタートを切ったため波乱含みの天気が続くと思われる。