バス事故

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引用 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASJ1P5HLPJ1PUTIL03P.html

長野県軽井沢町のスキーツアーバス事故で、転落後のバスのギアがニュートラルの状態だったことが関係者への取材でわかった。県警の検証で判明し、下り坂でエンジンブレーキが利かなかった可能性がある。転落直前の速度が時速約80キロだったことも、車載の運行記録計から確認された。

 スキーバスの事故原因調査の過程で1つ明らかになったのは、ギアがニュートラルに入っていたことである。事故現場まで上りであったのでその区間ニュートラルにすることは無い。事故現場の数百メートル手前で下りに成ったことからギアチェンジを行ったはずである。その際何らかの原因でニュートラルのままに成ったという事である。

 マニュアル自動車を運転している人なら判るだろうが、ギアチェンジの際必ずクラッチを切る動作を行い、一度ニュートラルに戻し適切なギア比のギアに入れないとエンジンブレーキがかかり原則あるいはギアなりを起こす。

 この際、上手くクラッチを操作できずシフトが蹴られた可能性がある。そしてカーブが連続していたので操作が出来ずに加速してしまったのだろうか。もう一つ考えられるのは、燃料の節約である。坂道を登って来て相当燃料を消費した分をニュートラルにして少しでも燃費を稼ごうとした可能性がある。

 ただし、これも速度が上がっていれば高ギア比のギアに入れればそれ程燃料の節約には貢献しないので、気分的に節約したなと思うだけである。

 また、カメラに映るバスのブレーキランプが点灯しているのだからブレーキは踏んでいたらしいので、何故もう少し速度が落ちなかったかだろう。今回の調査でブレーキには異常が見られないという事だったので、制動は掛かる状態に少なくともあったのだから減速できなかった理由が何かあったのだろうかと思う。

 また、居眠りも考えられなくもないが、カーブでハンドルを切っている事より運転操作を行っていたのは間違いないのだから、身体的異常も考えられにくい。

 本当に何故、このような事故が起きてしまったのか、今後の捜査の進展により新たな情報が出てくるのを待ちたい。