PSM

 晴れ、気温はマイナス4度。昨日の日中は暖かったがやはりまだ真冬である。

 昨日は、PSMの北九州戦をCSで見た。開幕まで後2週間を切ったわけで、開幕試合の先発が誰であるか予想するのも楽しみである。

 昨日の先発に名を連ねたブラジル人選手は、ジュリーニョとマセードの2人。動きは、思ったより良かった。普通のブラジル人なら体が出来ていなくて、キャンプは遅れて参加するわ太ったままだったりで完全に日本のサッカーを舐めて来日してくる。

 

 そんな感じがしないのは良かったことであるが、もう一人のヘイスの方は姿を見せなかった。ネットによると午前中の大学生相手の練習試合で先発しているようで一安心。以前、札幌に来たばかりのブラジル人選手でキャンプ中に切れて契約解除をしたのがいたのでそういった問題児ならどうしようと思ったがそうでは無いようで一安心。

 試合で少しというか大分気に成ったのは、やはり守備の連係不足である。特に先発した進藤は、好調なのだろうが軽い守備で問題あり、それを周りがカバーすべきところをさぼっていたのも問題である。

 更に、今季新加入のベテラン増川も動きが緩慢で判断が周りとあっていない。この点も試合までに解消すべき点である。

 毎年思うのだが、試合中の悪い点を修正する感じがしない。試合中でも試合後でも連携の問題点を明らかにして次の試合にそれが生かされているということが試合を見ていて感じない。明らかに悪い所が修正されなくてズルズル続いているように思う。

 その点、戦術担当のコーチが戻ってきたので改善できるだろうか。素人が見てもカバーリングの点で問題が有り過ぎるのが修正されなくてもやもやする。ある程度出来なくても変わりが居ないから良いだろうという事にはならないでほしい。

 選手層が厚いチームならミスが続けば先発落ちすることが常識で、それなりにチーム力が上がり選手層の厚みも出てきたコンサドーレであるので、今年の生き残りが厳しくなればそういう事も起きてくるだろし、そういうチームに成らなければJ1には上がれないし、定着はできない。

 昨日、「たけしのスポーツ大将」という番組を見ていて、小学生のサッカー選手が出ていたが、本当に上手いし、これが限られた一部では無くもっとこのレベルの選手が居るはずである。このレベルが毎年出てきて順調に成長すれば10年もしたら本当に日本のサッカーは世界に伍して戦える可能性があると感じた。

 さらにそれを見てプロサッカー選手として生き残るのも大変な時代が来るのだろうと思う。人気が出れば出る程競争は激しくなり更に人気が出てそのスポーツをする選手が増える。そこで篩いにかけられるわけだが、その篩いの目が益々広くなりこぼれる人数も増えていく。

 話がそれてしまったが、試合は2-0で札幌の勝利。一点目は本人が話しているように相手を崩して得点を入れたのではなく事故のように確率が低いシュートが決まったもの。2点目は相手が前目に出てきた所をカウンターでジュリーニョが上手く決めたもの。

 相手が守備を固めている所では得点が入らない点は、改善の必要性が有りの試合だった。それでもジュリーニョが得点を決める動きをしたのが良かった。このまま本番で得点を重ねてもらえば良いのだが。

 勝利試合の時はこれが本番なら良いのにと思うが、練習試合でそれなりに勝ち星を挙げていることが心強いと思った。