ゴルフ

 晴れ、気温はマイナス9度。

 先週末は出張で移動していたのでまだ疲れが取れない。更に、北海道との気温差が大きくあちらは北海道人にしたらもう春である。しかし、服装は北海道と同様コートを着込んでいるのだから北と南の気温差は大きいといまさら感じる。

 天気予報では、今週はまた冷え込みが厳しくなるという事なので油断大敵である。

 今朝は、NHKBSで放送されているゴルフ中継を途中まで見ていた。松山選手が優勝争いに3日目に絡んでいたが、放送開始と共にトップと4打差ありその後ボギーで一つ落としたところで見るのを止めた。優勝は難しそう。

 それでも安定して上位に食い込む姿は堂々としている。プロゴルファーのピークは、プロスポーツのどれとも同じで短い。ゴルフ界も常に何十年もトップに入れるのは一握りで、昔活躍していた選手も若手にどんどん追い越されていく。

 松山選手もどの程度このレベルを維持できるのか少しドキドキする。もう一人の同年代選手である石川選手は、このところ腰痛のため試合を棄権している。

 石川選手も10代の頃からアメリカプロツアーに参加しているが、あの体で飛距離を出そうとするため腰に負担が掛かったのだろう。スイングフォームは、フィニッシュが逆Cの字になるのが腰に負担を掛けているのは明らかである。

 このままあのスイングをしていたら痛めるのは当然である。有名なタイガー選手も強烈なスイングから腰と膝を痛め手術したはずである。その後、試合に出ても上位に顔を出すことは無くなってしまった。

 多くの選手は、体を痛めてからスイングフォームを変えることが多い。しかし、故障してからの改造は困難を極める。長年身に付いたフォームは簡単に忘れない。直したつもりでもまた記憶がよみがえりその形に戻ろうとする。そのためまた痛めた所に負荷が掛かる。

 若いうちから本格的に競技を始めるとどうしても体の柔軟性が高いため無理が効く。そのためボールを飛ばすため極端に体を使いヘッドスピードを高めようとする。それで固まったフォームを屈指して上達すると、体の成長と共にそれが合わなくなり調子を崩すことがある。それを乗り越えても極端な負荷が体の故障の原因を作る。

 小さな頃から固定したスポーツばかりをする弊害がどうしても出てきてしまうのは、残念なことである。小さな頃からスポーツを始めることの利点は大きく才能があれば周りとの優位性から頭一つ飛び出すことができるが、周りが徐々にレベルアップしてくるとその優位性は失われることも多い。

 今後、石川選手もフォーム改造という試練を潜らなければならなくなるだろう。そうなると今までと同じようなゴルフはできなくなる。果たしてどうなるだろうか。