自動運転カー

 晴れ、気温はマイナス16度。晴れているのに気温は低い。

 この時期、風向きが変わり地吹雪に成ることが多く、高速道路の玉突き事故が発生しやすくなる。北海道のドライバーは圧雪路をものともしない。いくら路面が凍っていようが高速は100Km以上で飛ばすのが当たり前と思っているらしく、制限速度が60kmであろうとノロノロ走っている車を馬鹿にするように追い抜いて行く。

 しかし、昨日のように急にホワイトアウトするような時は、スピードが速いために判断が遅れ急ブレーキを掛けてしまうとスリップしやすくなる。

 道路上に、ノロノロ運転車と猛スピードの車が混在するためこういった天候に成ると事故が起こりやすいのは当たり前である。

 近年、自動運転カーの開発が進んでいるが、高速道路だけでも自動運転で走るようにすればこういった事故は無くなるし、夏休みとかの帰省ラッシュの際も渋滞は緩和されるだろう。

 ただし、今のナビも利口に成ってはいるが相変わらず間違った道を案内することが多く、ナビばかりに頼る運転は危険である。ナビは道路状況まで把握しているわけでは無いため間違った道に誘導されることがしばしばある。

 高速道路上の目的地がハッキリしている場合は有効だが、目的地へ向かう経路が複数ある場合今のナビの頭脳では、判断するAIの能力が低く、更に経路の状況を随時情報として受け入れるだけの情報網が発達していないので実用化はまだ先だろう。

 現在、囲碁将棋の世界でプロを打ち負かすほどのAIの能力は高まっている。道路の経路判定などは情報さえ与えてあげれば最善の経路を瞬時に導き出すはずである。やはり自動運転カーを当り前のように走らせるには道路状況をリアルタイムに採取する仕組みが国の政策として行わなければならないのだろう。

 これは、日本での話だが、Googleなどは国の代りにそういったリアルタイムの情報を採取するような仕組みをアメリカでは行いそうである。