トランプの次の切り札

 霧雨、気温は17度。体感気温は3度ほど低く感じる。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASJ7M3JL6J7MUHBI019.html) 

米大統領選の共和党候補にドナルド・トランプ氏を選ぶ党全国大会が、18日(日本時間19日)から始まった。トランプ氏は19日に指名を獲得する予定だが、初日から候補の選出方法に反発が出るなど、波乱含みのスタートに。党大会を通じて「党の結束」を印象づけたいトランプ陣営の狙いは、早くも崩れつつある。

 この状況は、一見トランプ氏が追い詰められているように感じるだろうが、その程度のことは既に織り込み済みであろう。選出方法について反トランプ陣営から見直しを求められたが簡単にあしらったことがその一つである。

 共和党予備選挙で、あれ程逆風が吹いていたにも関わらず半数以上の支持者がいた。更に自分が物議をかもす発言をすることで却って注目を引き、反発する人間と同様に支持する人間も同数獲得できているという自信があるのだと思う。

 事実、大統領選挙の注目はヒラリーではなくトランプに集まっていることが彼らの陣営を勇気づける結果である。自分たちが注目を集めることが選挙運動であると知っているからである。そのためヒラリーの影は薄く、話題になるのは彼女がミスをした時だけになればなおさら国民の関心はトランプになる。

 日本の記事は、アメリカで反トランプの人間が多いというように報じているが、その反トランプがすべてヒラリーに投票するとは限らない。アメリカには民主党共和党のほかに緑の党や無所属の候補者が立候補する予定でありそちらに票が流れる可能性もある。

 

 まだ実際の選挙戦が始まっていないため誰が勝ち残るか判らないが、ヒラリーがすんなり次期大統領になるとは限らない。