藻岩山の夜景

 曇り、気温22度。少し湿度が高い。


 お盆も終わり、日曜、月曜日がUターンラッシュだったようだが、これほど北海道に人が暮らしているのだということに驚く。どの行楽地の近くに行っても人ばかりである。さらに観光客が混じればその数の多さに驚くほどである。


 とはいっても休みの間に気になるところへは行ってみたのだが、その一つが藻岩山のロープウェーだった。実は今年2回目なのだが、日本新三大夜景と銘打っているポスターを見たのが昼間の一回目の訪問の時、昼間なので夜景が見られるまで4,5時間あったのでその日は帰ったのだが、函館を抜いて選ばれた藻岩山の夜景がどれほど素晴らしいのか気になったので再度訪れてみたのである。

 確かに夜景は函館と比べると規模が大きく見渡す限り街の明かりが煌々と夜空を照らしている感じである。そういう意味で確かに夜景という名の美しさはある。しかし、だからと言ってそれ程素晴らしいかというと難しい。

 三大夜景の一つである神戸の夜景も見たが、その夜景ももう一つであり、誰が決めたか知らないが決めた人は観光地つながりで何らかの色眼鏡が入っていると思われる。

 札幌藻岩山の夜景も素晴らしいし、函館山から見る夜景も素晴らしい。個人的には小樽の夜景も風情があると思う。結論は夜の街灯りは見る人の心を何故かしら揺さぶるものがある。それは街灯りの一つ一つが人間が発している心の光のように見えるからではないだろうか。