対 水戸戦

 晴れ、気温は8度。先週から急激に気温が下がってきている。

 土曜日に厚別で行われた水戸との試合、既に時間は経ってしまったが、記録として書く。

 久しぶりの厚別である。自分は今季2度目だが、一つは天皇杯で来たので公式戦は初である。11時ころについたが既に大勢の観客が詰め掛け屋台や抽選会には長蛇の列となっている。

 自分は、アウエー側のSAの席に座ったのだが高齢化率が半端ではない。土曜の午前中に暇があるのは、土曜が休みの日になる環境であるわけで、その時間帯にここにいられる率が高いのは高齢者か学生ということになる。

 

 しかし、高齢者の方が元気で応援できるということは健康ということで、自宅で籠っているよりはるかに健康的である。更に声を張り上げたり好きなことを話していればそれなりにストレスの発散になるのでこれも良いだろう。

 これはあまり言いたくないが、危険なのはヤジ将軍とグチグチ選手の欠点ばかりを上げへつらう人と座席監督の近くに座ることである。

 なぜか話が試合のことではなく周りの環境のことばかりになってしまったが、試合の感想を書く。

 試合開始直ぐは、コンサドーレがアグレッシブにプレスを掛ける。それを凌ごうと水戸はゴール前を固めきれいな4-4-2のブロックを築く。これは、いつも通りで守られるときついなと思ったが、早々に宮沢のパスからヘイスが見事にボレーを決めてコンサドーレが先制する。

 得点を入れるまで結構パスが通り圧倒していたので先制後あと何点入れるかなという期待で一杯だったが、なぜかその後ゴール前まで攻め込むのだが、連携が上手くいかず得点が入らない。特に内村と都倉のゴールを決めてやるという気持ちは観客席から見ている自分にも伝わってくるのだが、何故かそれとは裏腹に決定力が無さすぎ。

 自分が得点を取るという意識が高すぎるのかパスも選択肢にある中で強引にシュートに行ったり、シュートのタイミングでパスを選択したり全くもって意思の疎通が無い。

 J2首位の実力を見せつけるため相手を圧倒しようとする選手たちの気持ちは痛いほど伝わるのにそれが空回りした試合だった。そのためその空回りで疲れ果て後半終了間際は水戸に何度かチャンスを与えてしまい、バー直撃のシュートを打たれたりキーパーと一対一になるなど危うい場面を作る。

 しかし、最後は時間稼ぎで逃げ切り1-0で試合終了。終わりよければ全て良しなのだが少し不満は残る部分はあった。

 ホーム23連勝はJ2新記録なのだが、J2の中で圧倒的に強いチームというわけではないのは見ているほうの感想である。だから、優勝してJ1に上がってもJ1で勝てるのという気持ちが中々消え去らない。

 今季ホームで負けていないのだから見に来てくれる人たちは、負けて悔しいという気持ちになって帰ってはいないはず、しかし、J1に上がればホームで必ず勝てるわけでもなく必ず負ける試合がある。その時に、応援に来る人の足が遠のく可能性が高い。それを防ぐにはやはりホームで連勝記録を伸ばすしか方法は無いのだが、そんなことを今の時期に考えながら試合を見てしまう自分がいる。

 次節はアウエーの愛媛戦、ここで勝ち切れば次のホームの東京V戦で昇格が決まる可能性もある。もし可能であれば早くに昇格が決まるほうが応援しているほうは気楽でもある。