雪が降った

 曇り、気温は2度。

 昨日の夜に降り出した雪は、芝生の上などに残っているが路面にはもうない。10月に雪という記憶は余りないので久しぶりである。ただし、10月に雪は降らないということはなく根雪にならないだけである。

 季節は、暦通りに進んでいる。この流れを止められる人間はいない。当たり前のように時間が過ぎ、この雪も明日には消えてしまう。これが火山灰のようなものだったら厄介だが、温かくなれば消えてしまう雪というのが幸いである。

 昨日、ラグビー平尾誠二さんの訃報が流れた。彼が出てくる10年ほど前から大学ラクビーブームが起こり始め、早明戦早慶戦が国立で行われるようになり、そこに割って入ってきたのが関西の同志社だった。

 

 その同志社の中で、大八木さんとともに目立つ存在だった。その彼がお亡くなりになるというのだから残念である。その中で今年のW杯での日本チームの活躍は、彼の最後の人生の中で良い思い出になったことだろうと思う。ご冥福を祈りたい。

 自分もそうだが、生きている間に○○が見たいというのは、多くの人が持つものだろう。若いころは、自分が亡くなるまでというのは非現実的であり、何年後までにはというのが当たり前だった。

 しかし、年を取ればその物差しは、人生の寿命に追いついてきてしまい、自分が亡くなるまでの時間というのが現実的な期限ということになってしまった。

 その中で、今自分が生きている間に見たいことは、北海道コンサドーレ札幌がJ1で優勝することである。果たしてこれが自分の生きている間にこの目で見れるのかという叶うのか叶わないのかの夢である。

 もう一つは、コンサドーレの選手から日本代表選手が生まれることだが、そちらのほうがまだ現実味がある。(実際、吉原さんがもうすでに代表になっているので2番目となるが)J1で優勝するくらいの力を漬ければ自ずと叶うことなのだが、その前に代表選の中継の中で所属チームが画面のテロップに表示されるのを早く見たい。

 死んでしまえば現実世界のことを感じることは不可能になる。生きていればこその夢なのである。