晴れ、気温は5度。
フィリピン沖で今年初の台風が発生した。もうそういう時期になったのである。今の時期、北のシベリア高気圧と南の太平洋高気圧の境目が丁度北海道東北あたりにできる。いうなら冬と夏の押し合いである。
徐々に地軸が傾き北の地域が徐々に太陽の光を長く浴びるようになり、それと同時に太平洋の広い範囲が太陽の熱を受けるようになる。そうすると当然海水温が上昇するため高気圧が発生しやすい土壌ができてくる。夏の高気圧はそこに由来する。
その押し合いへし合いが春分を過ぎてようやく太平洋側に有利に働くようになってきたという訳である。しかし、北海道は緯度が北寄りにあるためその太平洋高気圧の恩恵を受けずらい。丁度押し競まんじゅうの真ん中に挟まっているようなもので、どちらかが少しでも優勢になると優勢の方の影響を受けやすくなる。
だから今の時期雪が降ったり処により夏日になったりする。まったくもって緩やかに変化してほしいのだがそうとはならない。更に近年は蝦夷梅雨と言って5月頃に雨が続く、自分の小さい頃はこんなに5月に雨が多かっただろうかと思うぐらいであるが、自分の生まれた故郷と今住んでいる場所が違うため一概にどうとは言えないが、これも勘弁してほしいといつも思う。
そういう風な時期であるが、晴れた日は外で楽しく過ごし、雨の日は家で休むといった生活が却って人間の精神には好影響を与えるものではないかと思う。
言うなればメリハリである。ぐずついた天気が続いても自分の心の中でメリハリをつけることが出来ればそれなりに人生は楽しいと思うしかない。