安倍対朝日

 晴れ、気温は13度。朝方は寒かったが日が照るにしたがって気温は上昇を始めた。日中は夏日の気温になるらしい。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASK5K7GR3K5KUTIL04Z.html) 

安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、内閣府文科省に「官邸の最高レベルが言っている」などと対応を求めたとする文言が、日時や出席者が特定された文書に記されていることがわかった。文科省側が「『できない』という選択肢はない」と言われたことも書かれていた。

 このニュースを聞いて、日本社会の構造だよなと感じている。いわゆる上の空気を感じて仕事をするということである。一般企業でも社長の強い意向というのは自然と漏れ伝わってくる場合が殆どだと思う。一般社員に対して直々に社長が出向いてこうしろとは言わないというのと同じである。社長は、腹心のものに直接物を言わなくとも腹心が感じてその意向を下に言い含めるというのは、きっと朝日新聞社の中でも行われているのではないかと思う。

 

 では、この場合誰がその責を負うのか?あるいは、そういった日本社会のにおいて今回の計らいは特別なことなのかということになる。

 ここで問題になるのは、総理大臣の意向を斟酌し文部科学省が動いたということだろう。

 では、総理の意向に沿う行動がどれ程で罪に問われるか或いは今回の行動が悪とするなら一体何の罪で裁かれるべきなのか?あるいは総理大臣の職を辞する程度のものなのかなのだと思う。

 政治家が正義で生きているなら今回の問題は、一律に政治家に求められるべきものであり、間違った行動を行った議員はすべからず辞職に値するので必ず議員辞職するというのであれば話は簡単である。

 

 今後、正義に基づいた行動を取らなかった場合その事の大小に係らず議員辞職するという法案を作ってほしいと願う。

 しかし、この問題はハッキリ言ってしまうと解決しない問題だろう。総理自ら文部科学省に出向き担当役人に口頭で伝えたという事実は出てこないだろうし、そもそも総理大臣自ら書面を送るはずもない。ある意味状況証拠が少し出て終わりだろう。それで何が解決するか?言うなら自民党および安倍内閣の支持率を下げるための方策である。

 多くの国民は、歴代の総理大臣も少なからず同様の行動は行っていただろうと薄々感じているし、そのことは翻って日本社会の仕組みだろうと感じていると思う。これがだめなら色々なことに口利きがはびこっており、それが今後無くなることは無いだろうと思っているだろう。

 自分の考え的には、これを大きな問題にしようとしている裏の意図を感じざる負えない。朝日新聞の事だから安倍首相が退陣するのなら敵の敵と取引することも厭わないということである。

 朝日が理想とする政治を行ってくれる政党は一体どこなのだろう。堂々と紙面に支持政党を書いてくれると助かる。