対鳥栖 1-0 負け

 晴れ、気温は14度。

 土曜日の結果を書くのも気が重い。相手が都倉にマンマーク気味に食いついてくるのは分かっているにも拘らず、それに対抗する手段戦術を持たないチームにやはり勝利は遠いということである。

 その原因の一つは、やはり金園、兵藤、荒野ということになる。折角都倉にマークが付くのだから相手の隙をどうやって突くのかという問題である。

 

 都倉が無理してゴール前に飛び込むため精度が下がってきていることも原因だが、相手のマークを分散させるための入り方が上手く分析されていない。更に、都倉がポストなり相手に当たってこぼれたボールに対する位置取りが本当に悪い。密集の中にみんなが入り込んでしまうためそこからこぼれるボールに反応できないのも得点が少ない理由である。

 守備は、何とか凌いでいるが全員が前掛かりになった時、福森、宮澤が戻り切れない。そのため最終ラインの横山、この試合は河合だけで最後に守り切るのは無理である。相手も分かっているのでマイボールになりカウンターのチャンスになると最終ラインの裏を狙ってくる。この場合は、殆どがセットプレー崩れあるいはコンサドーレ側のカウンターが失敗した時である。

 福森がこれほど攻撃に参加するならもう一列前に上げないと守備に穴が開くことは良くわかっただろう。それではどうやって今の先発を入れ替えるかであるが、一度金園をベンチに置き、兵藤か荒野、菅の誰かを都倉とのツートップにして福森をボランチ、左サイドには菊地か前か永坂、上原を入れる。

 本当は、足が速い選手が一人いればうまくバランスが取れるのだが今の選手では無理。ここに一人選手が補強できれば何とか巻き返しができるはずだが、後は、もう少し得点能力があり守備もできる外国人選手が取れれば良いのだが、果たして夏の移籍市場で獲得できるだろうか?

 J1残留が難しいのは端から分かっていた筈、社長も四方田監督に残留を任せたのだから、もう少しJ1にフィットする選手が必要なことは分かっているだろう。ここいらでJ1で戦えない選手の見極めはついてしまった感がある。本当にある意味残酷な結果でもある。