山菜取り

 晴れ、気温は15度。

 今日はルヴァンカップがあるが、無理したら行けるだろうか?行けなければネットで情報を探すしかない。ここのところ試合に行けていない。土日に用事が入りそちらを優先すると次第に足が遠のく結果になる。体が一つしかないため上手くいかない。

 最近山菜取りの遭難のニュースが多い。山の近くの道路を通ると山菜取りと思わしき車が道路わきに点々と止まっているのが見える。本当に多くの人が山菜取りに来ているのだと思う。

 山菜取りを行う時に気を付けなければならない事はやはり自分の居所を確認できることだと思う。できるなら見晴らしの良いところで山菜取りをするべきだと思うが、如何せんタケノコなどは根曲竹と呼ばれる細い竹の密集する場所で概ね背の丈は2mくらいになるまで成長しているものが殆どである。その中に入り込めば周囲が見えなくなるのも当然である。更に地面に生えているものだから視線は下を向き生えている処を虱潰しに探すと右往左往して方向感覚を失うようにできている。

 視界を確保するには平地より山の斜面の方が適しているが、傾斜が急だと上るのに苦労するし動き回ると足が動かなくなるという欠点がある。また沢に入り込むと余計に周りが見えなくなるということもある。

 

 更に今の季節冬眠明けのクマが潜んでいることもあるし、山菜取りもサバイバルゲームとなる。そんなところに行くのは体力のある若者ではなく元気なお年寄りが主である。体は元気だけれど体力は続かない人が山奥に入ればそれだけ危険性も高くなる。

 お年寄りにとって、自分が採ってきた山菜を隣近所に配ることを喜びにしている人も多い。それで自分も健康だということを証明しているのだと思うが、毎年年を経るたびに危険性が高まっていることを認識できないのは、多くのある一定の年齢を越した人の共通点である。

 山菜取りがサバイバルゲームにならないことを祈るばかりである。