ルヴァンカップ 対柏 2-1

 雨、7時ころから雨が降り出した。気温は15度。今日から日曜まで雨続きの予報である。

 昨日は久しぶりにコンサドーレの試合を見に行った。仕事を定刻に切り上げ、急いで帰宅し車で厚別に向かう。厚別も相当行っていない。天皇杯の予選以来だと思うのだが何時か思い出せない。

 スタンドに付くと直ぐに選手入場が始まった。スタンドの入りも見た感じ5千人くらいかなと思ったが、実際は3千600人余り、柏も100人以上は応援に来ていた。

 この日は、日中は晴れて暑かったのだろうが夜になると冷えて来て、上着の上にもう一枚ないと寒いくらいだった。選手たちにとって本州は30度近く気温が上がっているのでこの寒さは試合をするには丁度良い。

 試合は、敗退が決まっている柏が驚くほどゴール前を固めてカウンター狙いできたのには驚いた。現在リーグ戦好調でメンバーを控え中心に来たとしても攻撃的な形で来るものだという先入観があった。

 

 ゴール前を固められてしまいコンサドーレの攻撃は単調になりサイドからセンタリングを上げて相手にクリアされるの繰り返しになってしまった。そしてパスミスからカウンターを受けて2度ほどキーパーと1対1になるチャンスを相手に作られてしまう。2回とも相手が外してくれたから良かったものの相手に先制されていたらゲームは終わっていたかもしれない。

 その後も、ゴール前を固める柏の中で都倉もうまく動けず、小野から出たボールを上手くミートできなかったりと最近調子を落としている姿を目の当たりにした。やはり得点を取りたいという欲求が強くゴール前に張り付くことが多く、流れてもその動きをパスする味方が感じていないという感じで得点の匂いがしなかった。

 また荒野の前半のチャンスも相手キーパーの手の届くところに蹴ってしまった。あれは又抜きか少なくとも低いシュートでないとコースが無かった。

 前半も残り少なくなり前半はこれで終わりかなというところで福森のナイスミドルが決まり札幌が先制する。それまで攻撃の決め手がないまま柏のディフェンスに打っては跳ね返されるの繰り返しだったので得点の匂いが無かったので決まった時はこちらがびっくりした。

 後半、開始早々コンサドーレが小野のおしゃれなヒールパスから早坂、マセードとつながりシュートが決まる。これは席からは反対側だったので遠目にしか確認できなかったが場内のモニターで上手く柏のディフェンスを抜けてマセードにつながった。早坂のパスは都倉狙いだったろうが、少しコースがずれてしまったが、そこに大外から回り込んだマセードがいた。マセードは、加入後初ゴールになった。

 2点差にしたことで落ち着いたボール回しで時間を使う。相手の攻撃もうまくパスがFWの外国人選手につながらず得点を許さ中たのだが、ゴール前を固めていたコンサドーレの選手を欺くようなきれいなボレーシュートが決まり柏に1点返されてしまった。その後の時間はコンサドーレの選手の動きがおかしくなったのを見ているほうも気付くほどであった。

 そのため上手く前にボールをつなげず交代で入った金園も動きまわるのだがボール保持できず、何度も柏に攻撃にさらされるのだが、運よくというか何とかしのぎ切るとコンサドーレも相手の前掛かりを突きカウンターで攻める。

 残り少なくなった時間、相手のCKの時に相手キーパーもゴール前に上がり、その跳ね返りが早坂に渡る。ドリブルする早坂とキーパーの競争になったが、あっさりキーパーの足が止まり相手選手は一人のみ。早坂もその前から足を攣っていたので、早めにシュートを打つが無人のゴールを左に外れて行ってしまった。もう少し走ればゴールの確率が上がっただろうし、並走していた兵藤?に出しても良かったが、あれは自分で打つのは当然のチャンスだった。

 ロスタイム5分と長かったが試合は2-1で終わり久しぶりの勝利を味わう。それでも、試合は少しお互いミスが目立つところがあり、圧倒したとはいえない。

 これでルヴァンカップ勝ち残りでプレーオフに進出することが決まり、次はセレッソとホーム&アウエーで戦うことが決まった。本来ならルヴァンカップは控え組の抜擢のために使うのが良いのだと思うが、今日の試合のようにレギュラーを使って戦うと過密日程からリーグ戦が苦しくなる。悪いほうに考えると勝ち残って良かったのか考えてしまう。

 ルヴァンカップが控え組のモチベーション維持に使えることを願うのみである。日曜の神戸戦は見に行けないことが自分は決まっているので残念だが、この勢いを次につなげて欲しい。