週末のスポーツ

 曇り、気温は20度。

 昨日の全英オープンは、残念な結果になってしまった。出だしの一番でOBを打ってしまいトリプルボギーになってしまっては余程のことが無い限り挽回は難しい。優勝はあきらめ順位狙いに切り替えようとしても、彼の周りにまとわりつくような日本のテレビクルーは一種異様な風景だったと思う。

 もう少し、中継方法を考えたほうが良いと思う。すべての映像がテレビ朝日のクルーではなく現地のテレビチームのものだとは思うが、やはり解説の青木さんや丸山さんがずーっとくっ付くのは気が散る原因となるのではないだろうか。それではプロではないと思われるかもしれないが、やはり勝負を掛けている試合については配慮が必要だろう。

 という訳で、ジョーダン・スピースが優勝したわけである。彼が元々左利きで右で打っていると聞いて、それが安定したスイングを生んでいるのだと思うと納得した。

 自分は右利きだが、ゴルフのスイングはクラブを持つ利き腕がどうしても動いてしまうからである。だから本当は右打ちなら左利きが有利ではないかと思っていた。

 とはいえ、それだけでゴルフが上達するとは限らず、練習が必要なのは言うまでもない。

 先週末は、J1の試合が無く、見るものが無くて全英だったが、それ以外に鹿島とセビージャの試合も見たのである。セビージャもセレッソの試合の後色々ところを遠征して小遣い稼ぎをしたようだが、そのせいもあって昨季のフルメンバーが出場したわけでは無かった。そのせいで選手間のフニッシュの意識が違ったのだろうが、それでもうまさの片りんは見せていた。

 対する鹿島も選手を交代で試合に出すため練習試合のような感じもしたが、相手の圧力を上手く跳ね返すのは、トヨタカップの時と同じである。相手に攻めさすが上手く相手をいなしながらチャンスを伺うというのは、チームとして決まりが上手く機能しているからだろう。誰が入っても動きは変わらない点はJ1のチームの中で抜きんでている。

 

 試合は、鹿島がチャンスをものにして後半2得点して勝利を上げて終了した。本当に良いチームである。良いチームなだけに試合経験を積めない選手が多くいることは残念なことである。あそこからレギュラーを掴み取るから強くなるのだろうが、生き残りの争いは厳しい。

 

 その点をコンサドーレと比較するのはどうよと思うが、大きな違いは、若手が中々自分でチャンスをつかめないということだろう。永坂などは、チャンスを与えられた方なのだが結果が今一出せなかった。その実力を出せないというのも能力の一つであり、移籍先の水戸で本気の勝負を掛けないとコンサドーレに戻ることも難しくなるだろう。

 これまで若手を育てることを謳っていたコンサドーレというチームもJ1残留を目指すという目的のため突然ユース率が薄まってきた。チームの中でユース率が低くなったのは、以前J1で戦っていた時以来かもしれない。

 それ程、勝つチームに生まれ変わるためには難しいものがあるということになる。野々村社長でもこれは変えられないということだろう。彼自身も大卒でプロになり。チームを変えてきた選手である。その点から言えば生え抜きをあまり重要視していないのだろう。プロサッカー選手はこうあるべきという考えは持っている筈で、ぬるま湯的な体質を嫌っている処は大いにある。

 しかし、若手の手本にすると言って連れてきた小野、稲本などは本当に若手の手本に成れたのだろうか?