北のミサイル発射

 曇り、気温は12度。

 午前7時にスマホのJアラートが鳴り響き、防災放送がサイレンを発した。北朝鮮からミサイルが発射されたお知らせである。

 ミサイルは、北海道上空を通り過ぎ太平洋に着水したようだが、何の連絡もなくミサイル発射実験を行うのは、太平洋で漁をしている漁船に何の備えもさせないという極めて危険な行為である。

 しかし、ここ数日ICBMの発射を行うと知っていながら発射させてしまえば日本にとって何の防御もできない。もし数十発以上のICBMが発射されれば今の現状では配備されたパック3では全て撃ち落とすことは不可能であり、更に弾頭が一度大気圏外に出てしまえばその落下する弾頭を撃ち落とすのは不可能と言われている。

 もし本当に日本に与える被害を最小限にする場合、相手基地を攻撃するしかない。しかし、それが最善手か分からないところが嫌なところである。

 もし北朝鮮と交戦状態になれば、日本自体も無傷で終わることは無いだろう。ある程度の被害を覚悟する必要がある。今の現状では、日本に精神的ストレスを与え続けている訳で、どちらが先に手を出すかという状況である。

 この舞台にいるアメリカと日本にとって困難な作戦になることは必至である。上手く相手をいなさなければベトナムのような泥沼の長期戦になる可能性もありアメリカも手を出しにくい状況にある。

 一番良い方法は、戦争犯罪者として国際手配し、彼を拘束することだろう。それは、他の国が納得すれば可能なことである。その場合、彼を隠密裏に拘束できるかということになる。また、犯罪者として世界が認めるかにかかっている。

 日本にとって平和的解決方法はそれしかない。話し合いで解決するのなら既に解決していただろう。彼がこのまま活動して世界の癌になるくらいならその活動を停止させる覚悟が必要である。