小池都知事

 晴れ、気温はマイナス2度。道内各地で雪が積もったところがあるようだ。この辺りは、積もるまではいかなかったが、真夜中にチラついていたようだ。

 今日明日は、高気圧に覆われそれなりに大荒れにはならないが、土日はまた低気圧と前線が近付き金、土曜の午前中は暖かく、午後から雪模様になる感じである。

引用 日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2346565014112017MM8000/)

希望の党小池百合子代表(東京都知事)は14日、国会内で開いた両院議員総会で代表を辞任すると表明した。後任の代表には玉木雄一郎共同代表が就任した。小池氏は「代表の座を降り、みなさんをサポートしていきたい」と述べた。希望の党衆院選で惨敗し、小池氏の求心力は低下した。党を立ち上げた小池氏の辞任を受け、野党再編にも影響が出そうだ。

 東京都知事として振舞っていた頃は、マスコミはそれ程反小池では無かった。それが一斉に小池叩きに似た状態になったのは、やはり希望の党改憲をうたったことだろう。

 政党が目的を持ち、それに共鳴する人が集まるというのは自然なことである。小池氏が党首になり、自分がやりたい政策を実現させるため政党を立ち上げて、それに民進党の議員が合流する場合、その目的に少なくとも賛成でなければ困るというのは当たり前のことである。

 それを「排除」という言葉で報じ始めたのは、やはり改憲を拒む勢力がマスコミの中では一定の勢力を持っているということだろう。

 更に言えば、政党が体を成すのに、思想信条に関わらず誰でも受け入れることが必須条件であるという決まりはない筈である。色々な思想のものを受け入れるべきという考えは政党に似つかない。色々な考えを持つ人が存在するというのは受け入れたとしてもである。

 そういうわけで、小池という名の劇場は終わりを迎えたということである。マスコミの応援を受けなければ政党が成り立たないというのは、一見正しいようで正しくない。その理由は、マスコミの中にある一種のマッチポンプ作用である。火の無いところに火をつけて煽るのが彼らの役割で、そうでなければ飯の種を失うからである。

 そういった騒動が引き起こす混乱を彼らは望んでおり平穏は一番の敵であるからである。しかし、国民は混乱を望んではいない。他人が混乱しているのを見るのは好きだが、自分たちはそういった騒動の蚊帳の外に居たいというのが望むところなので、余りにも政治にマスコミが介入すると無事では済まされなくなる。

 小池都知事が、東京都知事の任に居なければ党首として活動できただろうが、東京オリンピックを控えそうとも言っておられない。都知事が不在にしてばかりでは不信任が積もるばかりで、次の選挙あるいは、今後の政治生命に影響する。

 その辺りを考えると、今の希望の党に小池氏の側近と呼べるような人間がいなくなった時点で、こうなるのは分かっていたことである。その辺り、民進党の合流など考えずに突き進むべきだったが、後の祭りということだろう。

 これでまた野党の再編話が出てくるし、それをあおってくるのはマスコミだろう。混迷という名の嵐が今後も続くということだろう。