仮想通貨

 曇り、気温はマイナス5度。風が無くそれ程寒さを感じないが、寒いことには変わりない。昨日降った雪が10㎝位積もり、その雪道を歩くと足の普段使わない筋肉を使うようで結構疲れる。昔、八甲田山で陸軍の兵士が大勢遭難した話は有名だが、このくらいの浅い雪でも相当体力を使うのだから、腰までつかるような雪を漕いで行進すると体力の消耗も激しい筈、生き残るのも体力勝負である。


引用 BIGLOBEhttps://news.biglobe.ne.jp/it/1207/imn_171207_3664791658.html

仮想通貨の採掘(マイニング)や、マイニング能力の売買ができるマイニングプールサイト「NiceHash」が12月7日午前5時、「セキュリティ侵害があった」として24時間全ての業務を止めると発表した。この侵害により支払いシステムが乗っ取られたため、NiceHashが保管していたユーザーのビットコインが盗まれたという。正確な被害額は調査中。

 NiceHashは、一般的なPCで手軽にマイニングできるソフトを提供していることで知られている。マイニングの報酬はビットコインとして保管される他、マイニング能力(ハッシュパワー)の買い手も一時的にNiceHashに元手のビットコインを預けるため、それらが被害に遭ったと思われる。

 

 このニュース数日前のものなのだが、ビットコインの高騰と相まってこの先の世界を予想する。

 ビットコインは仮想通貨と呼ばれるようにネット上にしか存在しない。存在しないものを保管する方法は、存在しないものを盗むとは?いかに。

 こういったことを判らずにビットコインに手を出しづらいし、判らずに手を出す人の無謀さも恐ろしい。

 ビットコインは、目に見えないと書いたがスマホやコンピュータ上でその姿を見ることはできる。その姿というのがブロックチェーンという情報の塊である。そのブロックチェーン全てをダウンロードすることで自分で保管はできる。ただし、やはり自分で保管していても言うなれ外からは眺められるが実体がないのは同じである。当然そのデータを自分で複製したりして予備保管はできない。

 ※ペーパーウォレットという方法で紙に印刷して保管する方法もある

 自分で保管できるのだから、盗むことも可能である。保管されたデータの情報を別な場所に移動させる方法である。そしてその結果がニュースとして流れたわけである。

 盗難されることは、紙幣や金と同じでなのだが、実体がありそれを盗むのは物理的な方法が使われるがビットコインの盗難は情報を盗むことで達成されることに違いがある。

 仮想通貨はブロックチェーンというものなのだからその情報を見れば本当の所有者が判るのではないか?と思うだろう。自分もブロックチェーンという言葉を聞いた時情報の中に所有者のデータを保存しているものだと思ったのだが、本当はそうではなく仮想通貨が生成された後の取引の履歴(ブロック)を数珠繋ぎ(チェーン)で保存している。

 ここでいう仮想通貨の取引の履歴と簡単に書いてしまったが、その履歴の作り方に暗号化の技術が使われており、更にそのデータを改竄できないようになっている。とここまで本当に簡単に書いているが書いている自分が本当に理解している訳ではない。ですので本当のことを知りたければ各自で勉強する必要があるでしょう。

 今後、仮想通貨の技術であるブロックチェーンはどんどん世の中に普及していくでしょう。普及するが故に何の知識を持たない人でもそれを知らずに利用するようになるし、現実その技術が使われたものが世の中に出回っており知らずに使っている筈です。

 世の中に安全というものが絶対に存在しないように、その安全と思われるものを何とか破壊してやろうとする人も大勢存在します。銀行強盗が無くならないように、もし銀行に実物のお金が存在しなくなったとしてもそれに置き換わった仮想通貨を盗み出すことは不可能では無い筈、今後、皆のお金を守るために必要なのは警備会社の職員ではなくネットを監視する人に代わっていくでしょう。

 もう一つ、全てのお金がビットコインに置き換わってしまえば、国家の金融システムは自然と崩壊していきます。今までのように国が自国の基準通貨をコントロールして自分たちの利益を守るといったことができなくなります。それは、日本もそうですがアメリカや中国、ロシアなどの全ての国に言えることです。

 世界を変える技術は色々と登場しますが、仮想通貨は世界を変える技術の一つで国家という形態をも変えてしまうことが可能な技術です。