人類に争いが無くならない限り核兵器は生き残る

 曇り、気温はマイナス4度。昨日は大雨、今日は氷点下と寒暖の差は激しい。これで体調を崩す人は多くなるだろうし、インフルエンザの発生も増えるのではないだろうか。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20171212/ddm/001/030/207000c) 

核兵器は必要悪ではなく絶対悪だ。私たちの証言を聞き、警告を心に留めなさい」。国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)へのノーベル平和賞授賞式が10日、オスロ市庁舎で開かれ、広島の被爆体験を伝えてきたカナダ在住のサーロー節子さん(85)が演説で、核兵器の非人道性を訴えた。授賞式での被爆者の演説は初めて。核の傘下にある国を「共犯者」と表現し、核保有国と共に「人類を危機にさらしている」と強く非難した。

 この世の中に核兵器が生まれなければ広島、長崎で多くの人命が奪われることは無かった。もし、銃という武器がこの世に無ければ多くの人命が世界から奪われることは無かった。もし、武器というものが生まれなければ多くの人が戦うことは無かった。

 このように考えると人間が人間を殺しあいをすることが無ければ人間の命は奪われることが無かったとするなら、この世に人類が存在しなければ良いという結論に達する。何故なら人類は素手でも殺し合いをするから。

 この問題をしっかり考えるなら、われわれが目指すべき大切なことは、人類から争いを無くすことなのだと思う。争わなければ相手を殺そうという気も起きないし、自分たちの命を守ろうとは考えないからである。

 核兵器を無くすために核兵器だけを争点に上げても無意味に近い。それは反対するために声を上げているにしか過ぎないからである。我々がすべきことは争いを避けるための方法を考えることである。争いが無ければ何も起こらないからである。

 今、人類が持てる最大の大量殺戮兵器が核兵器である。多くの人を一瞬にして殺すことができる。その武器を持つ者、或いは国はこの世の中において限られている。だからまだ抑制はされているが、北朝鮮の核開発が進むと同時に、核兵器を手にする人や国はこれからも増えていくだろう。今までのバランスは確実に崩れていくし、戦争においては、アメリカやロシア、中国が優勢だったのが、多くの国が核兵器を手にすればその力は対等になっていく。

 

 ミリタリーバランスの観点から言えばこの運動は、遅すぎた。この先、核兵器がこの世から無くなる日は永久に来ない。もし、本当に核兵器をこの世から消すチャンスがあったとすればソ連が崩壊した時期だったのではないだろうか。

 

 人類が人類を制御できないのは、今までの歴史から見て変わりようのない事実である。人類を制御できるのは、新たなる人類を超えた何物かだろうと思う。それは宇宙人であるかも知れないし、シンギュラリティを迎えた時代のAIかもしれない。自分はAIに一票投じておこう。