寒い

 晴れ、気温はマイナス16度。

 極端に冷え込むとツルツル路面も滑らない。氷の表面温度がマイナス5度くらいが一番摩擦が少ないようだが、それが全てではない。所謂氷の上をすべるというのは、氷の表面と物体の間に水が発生し、それが氷と物体の摩擦力を減らすことになり滑るということになる。

 だから氷と物体の間に水が発生しなければそれ程滑らないということなのだが、氷が水でできているだけにその表面に物体が触れれば物体の温度が高ければその熱で氷の表面が解け水が発生するから滑るのである。丁度カーリングで投げたストーンを滑らすために一生懸命ブラシで磨き続けているのはそのためである。

 だから氷が磨かれていても直ぐに滑るとは限らないし、氷の表面温度が低ければ低いほどそれに触れる物体は外気温のために冷やされている訳なので氷と物体の間に水が発生しにくくなるのは通理であり。

 だから、今日のように外気温が低ければそれ程氷の道は滑らない。何て偉そうなことを書くのも恥ずかしいものである。

 

 週末に向けて冬本番というのが今の天気予報であり、このまま、年を越しそうである。今年は、ラニーニャで寒い冬になりそうだということを天気予報の番組でいわれているが、12月にこれ程厳しい冷え込みが続くのは確かに珍しい。久しぶりのことである。

 余り冷え込むのは本当は好きではない。できるならもっと暖かいくらいが好きである。その理由は、冬のスポーツをしなくなったからでもある。