エルサレム

 晴れ、気温はマイナス13度。外に出ると本当に冷凍庫の中に閉じ込められているような感覚になる。早く、室内の暖かいところに飛び込みたくなる寒さといって良い。ただし、この気温も必ず続かず春はやって来るのは間違いない。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20171219/k00/00m/030/172000c

国連安全保障理事会は18日午後(日本時間19日未明)、エルサレムイスラエルの首都とするトランプ米大統領の6日の認定を無効とし撤回を求める決議案を否決した。常任理事国の米国が拒否権を行使したため。一方、米国以外の全ての理事国14カ国が同案を支持し、この問題での米国の孤立ぶりが一層鮮明になった。

 この件、色々なことが渦巻く事案である。この話をすると何故イスラエルという国家ができたかという話から始まることになる。上辺だけの知識は持ち合わせてはいるが、それ以外にはその当時色々な国がこの件に関わり、それが更に混乱を生んだというのは間違いないところで、話す人、書く人の視点が違えば全く違う話になるというのが歴史の怖いところである。

 だからというかこれまで色々な小競り合いが起きその度にアメリカが口を出してきたが、何となく答えを出さずにいたものをトランプ大統領がまたしも掘り返したということになる。

 自分の考えを述べるなら、エルサレムを一種の不可侵な土地として残すのが正解だろうと思う。しかし、そういった環境にした場合誰が管理するかという問題が出てくる。それを管理すること自体が占有になるからである。

 

 このような問題を解決する答えは一つではないことは世界中の人が薄々感じていたことだろう。だから皆、粛々と見守っていた筈である。

 間とこの地に争いの火種に勢いをつけたわけで、その火種を焚きつける何かが暗躍を始めたということである。争うことで何かを得ることができる者たちが騒ぎを大きくしたいだけのことなのだが、これが大きな火になればそれとは関係なく燃え広がろうとする。またこの地で大きく歴史を変える出来事が直近で起きる可能性が出てきたということである。