今年一番の寒波

 晴れ、気温はマイナス13度。日本列島がすっぽり寒気に覆われ、今年一番の寒さとなった。しばれるという言葉がぴったりの日である。

引用 毎日新聞(https://mainichi.jp/articles/20180122/ddm/041/040/120000c)

 

 気象庁は21日、日本列島の南側を通過する「南岸低気圧」の影響で、22日昼ごろから23日朝にかけて関東甲信地方や東北地方太平洋側で大雪になる恐れがあると発表した。山沿いだけでなく平野部でも雪が積もる見通しで、東京23区でも数センチ程度の積雪が予想されるという。

たった数㎝の積雪があるだけで首都機能がマヒするなどという話を北海道でしたらヘソでお湯を沸かすといったところである。北海道では、余程ひどい積雪でなければニュースにならない。

 備えあれば患いなしというが、東京は数年の一度の積雪に対して備えることが無駄という考えである。確かに数年に一度の雪で外出しないでと言われるくらいだから、相当な被害なのだがそれをやり過ごせばまた普段の生活に戻れると知っているから、却って備えるよりもじっと我慢しろというのは正論である。

 積雪と言えば、Jリーグの冬も試合をしようというのがあった。たった数㎝の積雪で右往左往する人たちが、積雪数十センチになる北国のことを考えることができないのは、本当に頭が悪い証拠である。

 自分たちの頭の中で雪はすぐに融けるものという考えがあり、日本全国そうだろうというのはお門違い。幾ら大雪が降る北海道でも冬場に外で2時間以上もじっとしているのは無理。

 確かに戸外にスキーやスケートで2時間いることもあるが、それは完全防備で体を動かしているから、日中だとプラス気温になるときもあるからそういう日なら問題がないかもしれないが、真冬日くらいになると日中でも氷点下の気温である。そういった日は、幾ら戸外で体を動かしていても直ぐにギブアップしてしまう。

 もし観戦するとしたらやはり暖房設備は必要だが、戸外で暖房設備を完備するためには一試合相当な燃料を消費するはず。試合の経費も相当である。

 日本全国が同じような環境でないため、冬場でも試合ができる環境がある都府県はあるだろうが、北海道は無理。もし冬に試合をするなら環境の良いところで試合をするしかないが、練習場問題などを考えると地域格差は必ず起きる。サッカーが西日本のスポーツというような区切りができるなら仕方がないが、日本全国隅ずみまでという理念を達成するなら同じ環境作りをしてもらうしかない。

 冬に寒さはつきものだが、これ程の寒さは勘弁してほしい。北海道が東京なら毎日外出しないで下さいと言われることになる。