JR北海道

 晴れ、気温は9度。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00m/020/101000c) 

JR北海道が10日発表した2018年3月期連結決算は、北海道新幹線の車両点検費や冬季の除雪費が増加したため、本業のもうけを示す営業損益は416億円の赤字(前期は398億円の赤字)だった。経常損益も106億円の赤字で、いずれも連結決算の公表を始めた00年3月期以降で最大の赤字となった。最終(当期)損益は87億円の赤字だった。

 これが一般企業ならとっくにつぶれているレベルである。

 このJR北海道の赤字の原因は、国が進めてきた全道に広める高速道路建設が大きな一つだと思う。以前ならある程度離れた距離はJRを使用するというルールがどの家庭、企業にもあった。しかし、どんどん地方まで高規格道路ができ車での長距離移動が簡単になってくるとJRを利用する意味が薄れてくる。自家用車利用で更に旅客減で採算が合わなくなり運賃値上げが続くと、更にJR離れが進むという悪循環を繰り返すことになり今に至る。

 高規格道路網が整備されたことによる車社会の発展は、北海道の住民にとって恩恵でもあるが、JR北海道が衰退することによる車をつかえない一定層にとっては大問題となる。

 さらに言えば道内が便利になればそれなりに土地利用者が増えるかと言うとそうではなくやはり不便なところは人口が減り過疎化が進んでいる。これも大問題である。

 果たして今後道内の交通手段は、車だけで良いのかそれともJRとの共存ができるか重要が課題である。

引用 朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASL5854VDL58PLXB00C.html) 

JR四国は8日、2017年度の決算を発表した。売上高は2期ぶりに増えたほか、純利益は5期連続の黒字となったが、3期連続の減益となった。

 同じような問題を抱えていたJR四国が黒字化の報道があり、明暗を分けてしまった。