W杯は続く

 霧雨、気温は14度。一日に一回は雨が降る日が続いている。北海道に梅雨は無いと言われるがこの時期本当に雨が多い。

 昨日の夜はポルトガルの試合を見ていたのだが、クリスチャン・ロナウド選手のゴールを見たあたりで寝落ちしてしまった。またその後に試合があったスペインの試合もNHKアプリではライブ放送が無いため試合が終わってからダイジェスト放送を見て終わり。

 両者とも圧倒的に勝つのではなく、何となく勝つという結果に終わり、今回のW杯は本当に本命と目されていたチームの勢いが上がらない。チームのコンディションを決勝トーナメントに合わせている可能性が無きにしも非ずだが、それぞれの出場選手達が所属するリーグが終わった後でもあるので気が抜けているのとチーム練習の不足があるのだろうと思う。だから却って格下と思われていたチームの奮闘が目立っているのかもしれない。

 

 そういう意味で日本から離れて練習を行っている日本チームもW杯開幕前は国内の興味が薄れ却って非難の声が大きかった状況が、遠く離れた地で隔離された状態でいることが選手たちに冷静さを生んでいる可能性がある。

 しかし、コロンビアに勝ったけれどチュニジアポーランドは本気を出せば日本より確実に強いわけで複数の試合をすればかなり勝率は落ちるだろう。しかし、一回しか戦わないという短期決戦戦の場合ジャイアントキリングは普通に起こる。だから、日本にも勝機がある。

 しかし、日本チームが活躍したことで日本サッカー協会の全ての免罪符になることは違う訳で、今回のハリルホジッチ氏の解任問題を水に流すことが無いようにして欲しいものだ。日本人に限らないかもしれないが、目先の出来事ですべてを良しとしてしまうところが必ずあり、そこが問題解決を難しくしている。改善すべきところをうやむやに治め次のことに取り掛かるとその目を瞑ったところから崩壊することは良くあることである。

 そんなことを書いてみてもこの世の流れはそうそう変わらない。今回の勝利で掌返しは当然起こり、決勝トーナメントに行けずとも日本代表選手が非難されることは無いだろう。