三好選手

 気温は17度。朝方強い雨音で目が覚めた。今日は一日雨模様のようだ。

 アジア大会のサッカー、夜の9時半開始の試合を見ながらソファーで寝てしまい目が覚めたのは朝の4時。先発に三好選手の名が無く、興味を失ったっというのが寝落ちの原因でもある。

 ネット情報によると足首の軽い捻挫ということなので出場できなかったらしいが、キャプテンとしてこのチームにいながら活躍というには程遠い状況である。

 このチームの中で三好選手の動きは一人だけイマジネーションが違う感じである。コンサドーレでは強引なドリブル突破で好機を生むことができるのだが、それは周りにジェイ選手やチャナティップ選手、都倉選手が居て相手のディフェンス陣がそちらもケアしなければならない状況にあるからで、今回のアジア大会では、そういった選手が居らず最終的にシュートまで行こうとするのだがその前で止められってしまう感じに成っている。

 華麗に抜き切りシュートを打つことができるのならば周りはそのエゴイスティックな動きも納得できるかもしれないが、その前でボールをロスしてしまうと印象は悪い。

 彼にとって世界挑戦する前の壁のようなものである。これを越えなければヨーロッパに移籍しても活躍できないで帰ってくる選手の一人になってしまう。

 きっとこの壁を超えるには色々な方法があるだろう。あくまでも相手守備をズタズタにするドリブルを磨くのか、それとも視野の広いトップ下として生きるのか、それとも両方兼ね備えた存在になるのか、それ以外にも多くあるかもしれない。プレーで輝く存在になるにはこのレベルでは無双しなければ海外移籍しても思い出作りにしかならない。

 コンサドーレの選手でもあるが、川崎からのレンタル選手であり、本人は海外移籍を望んでいる選手である。托卵された卵を付加させ大空に羽ばたいていくのを眺めるだけの選手である。きっと大きく羽ばたかないことには彼がコンサドーレに移籍してきた意味は無い。

 この大会は最後の決勝で出場することはあるかもしれないが、この大会を終えてコンサドーレに帰って来た時が勝負になるだろう。残り試合は少なくなっているが、今回の経験を活かし無事に羽ばたいていって欲しいと願っている。