冬への備え

 曇り、気温は14度。日中は晴れようである。台風22号は南西諸島の近くを横切って西に向かっている。この状況で台風が北海道に接近するようなことがあれば大変だったがよかった。

 この先、台風もそうだが、この夏の天候不順などは、この先も同じように経過していくことは間違いないだろうし、温暖化の影響で寒暖差が地域によって激しく変化するというのも間違いないところである。

 近未来映画で、真夏に雹が降り都市が凍り付くという映画があったが、もしかするとそれが現実に変わる可能性がある。常夏の島が極寒に変わったり氷漬けの島が溶け出すこともありうる。

 また日本付近の地震の増加は、この先火山活動の活発化が予想される。現実に同じ一連の火山帯にあるハワイでの火山活動の活発化を見れば、地球の地殻(マントルの対流)が変化する前触れなのかもしれない。ただし、地球規模の変化は人間の一生に比べてはるかに長いスパンであるのでそれを記憶できる人間は存在しない。


 昨日も胆振東部で余震があったがこの地震の影響は長期間続くのではないだろうかと思う。さらにテレビで盛んに流れる節電のお願いは、近づく冬に向けて不安要素の一つである。真冬の北海道で今回のような地震が起きれば救助活動に支障が出るし、屋根に積もった雪の重みで倒壊する恐れが大きくなると予想される。また、冬であれば些細なことで交通網がマヒするので物流が滞るのは目に見えているため、早い復旧は望めない。

 アリとキリギリスではないが、この冬にもしか来る災害に備え、冬に向けての蓄えをせっせとするしかない。誰かが助けてくれるだろうとキリギリスのようにこの先暮らしていれば初日から苦労するのは目に見えている。ただし、アリさんのようにせっせと冬に備えて蓄えていてもそれが一遍に無駄になることもある。それも予想できないところが苦しいところである。