都倉選手移籍

 曇り、気温は1度。このところの寒さはひと段落である。

 先週末から、都倉選手の移籍の話が突然出始め、都倉選手なら移籍しないと勝手に思っていたが、とうとう昨日多くのスポーツ新聞が決定の報道をし始め、今朝のテレビでもその話題が出て決定となった。

 自分としては、都倉選手に残ってほしかったが、ペトロビッチ監督のFWの第一選択は、あくまでもジェイ選手で、ケガや累積でない限り都倉選手の先発が無い状態は、応援していて可哀想だった。

 ペトロビッチ監督のFWは、ポストが出来て決定力があることが第一条件であった。その中で都倉選手のアグレッシブな戦いを良しとしていないところがあったように感じていた。本にも調子が良いのに先発ではなく途中交代での出場で、更にワントップでなくジェイ選手との併用は、彼の位置取りにも影響していたようで、彼らたちの中で位置取りに共通理解が無くお互いに好位置を争うような動きがみられた。都倉選手とジェイ選手お互いある意味王様的存在だったので両雄並び立たずという感じがスタンドからは感じられた。


 都倉選手のアバウトだけれども得点を取るときは派手というのは、本当に見ていて面白かった。その彼が来年から敵として戦わなければならなくなるのは本当に残念である。


 都倉選手の記憶は、群馬に所属していた時である。その時の彼は本当にいやらしく、大げさにファールをアッピールし、所謂マリーシアにたけた選手であった。その時、群馬で活躍し神戸に移籍していったのは知っていた。確か神戸と戦った時ゴールを決められその当時活躍していたバロッテリ選手の決めポーズをされた思い出がある。敵のチームにいたら本当に嫌いになるタイプの選手の一番だろう。

 しかし、なぜかコンサドーレに加入したときは、まだJ2の時代でとりわけ強いチームでもなくどうして内に加入したと疑問符が付いた。その時のキックオフでは、野々村社長が直々に乗り出し海外移籍に挑戦中であった彼を口説き落としたと語っていたのは印象に残っている。

 その後の彼の活躍はサポーターなら知っているだろうし特には書かないが、彼のグッズを買っていた身として本当に寂しい気持がする。

 来季、大幅に選手が入れ替わるセレッソにとって必要な選手であり、評価も今のコンサドーレより良ければ、年齢的に言ってここ数年の選手生活を送るのなら先発で出場出来て年俸も高額という条件で移籍するなら美味しい話である。

 彼がコンサドーレに残してきたものは本当に大きいものがあった。彼がいなければ昇格し、更にJ1残留というのも無かっただろうと思うと本当に感謝しかない。移籍していってもコンサドーレの試合以外で活躍し、日本代表に選ばれてほしいと思う。

 いつまでも応援しているよ都倉選手。