日韓関係

 曇り、気温はマイナス15度.まつげが凍る寒さである.天気図を見れば西高東低の冬型の気圧配置であり、日本海からすじ状雲がたなびいている.

 関東平野にも数㎝の積雪があったと朝のニュースで報じられているが、昨年や一昨年ほどの大雪にはなっていない.

 週末は北海道では強風、本州は晴れるけれども寒さが厳しい日が続くのだろう.

 

 

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 日本の哨戒機へのレーダー照射事件の裏で行われていた韓国の異常な行動.既に韓国は北朝鮮を敵国とみなさず友好国としての位置づけをしているようである.

 韓国にとって日本は北朝鮮の敵国であるので、日本は敵国とみなしているということである.更に言えば、アメリカもすでに韓国にとって支援国家ではなく、軸足は中国に向いているわけである.

 韓国内に米軍基地があってもその位置づけは今となっては北朝鮮、中国と仲良くやっていくためには邪魔者でしかない.

 韓国内にも相当数の北朝鮮シンパがおり、韓国内の社会や経済にもぐり込み工作を行っているのは間違いない.その中で今の政権が朝鮮統一に動くのはそちらからの影響力が強いということなのだろう.

 

 しかし、北朝鮮金正恩率いる一党独裁国家であり、民主主義とは遠い位置にいる.その国を統一する場合、一党独裁を許すのか自由主義国家を選ぶかの選択は必ずあるはず.

 それを考えると文政権は、中国式の国家管理の制限付き自由経済を選ぶのだろうと考える.今のところ国を反映させるためには野放図な自由経済ではなく国家が介入した経済主義のほうが国家としては正しい方向である.

 日本も一見自由主義経済であるが、規制などで経済活動を縛っている部分は、国家管理の一つと言える.それをがちがちにすることで貧富の差を無くすというのが本来の姿だが、やはり権力は腐敗するわけで、貧富の差や、賄賂、党関係者と一般人との権力格差などは如実に表れる.

 

 経済活動が上手くいけば、日本が高度経済成長期に総中流と言われたように、中流階級と呼ばれる階級ができ低所得者の所得も上がる.その割合が増えれば国民の不満もある程度解消される.それが今の中国であり、韓国である.

 

 また韓国にも一つ問題があり、それは国家経済がサムソンという一企業の収益に依存している点である.今後、サムソンが何時までも高利益を上がられるわけでもなくいつかは下り坂を迎える時が来る.そうなる前に国の経済を活発化させる一つの方法として北朝鮮人民の力が必要になる.労働者としての位置づけである.

 もし、朝鮮統一がなされれば必ず北朝鮮国民は、韓国の意思に従うと信じている節があるが、それを金正恩が許すことはないだろう.そうなれば国外逃亡するしかないからである.

 

 今後も、韓国は国連制裁を無視して北朝鮮との関係を続けるだろう.更に、中国との関係もアメリカを無視してでも続ける覚悟でいることは間違いない.彼らにとってバラ色の未来はそこにあるからである.

 日本はすでに未来が無い国と思われている.今までしゃぶりつくしたので、いつでも離れることは覚悟の上であると思われる.近くて遠い国に韓国はなろうとしている.