晴れ、気温は2度.気持ちの良い朝である.このまま春まっしぐらになって欲しいのだが、来週は大陸からのやってくる低気圧の影響で荒れた天気になりそうである.
昨日は、ルヴァンカップの試合がドームであった.残念ながら試合に行けず、スカパーも契約をやめたためネットだけが情報源となった.
試合は、鈴木武蔵選手がハットトリック、檀崎選手が初得点と相手の湘南を圧倒した.相手の湘南は北海道遠征ということで週末のリーグを優先し控え選手を中心に先発、コンサドーレは、地元開催なのでリーグで出場していた、宮澤、福森、菅、鈴木選手の4人がこの試合も出場する形となった.移動の時間がないので週末のリーグ戦にも出場できると考え先発させたのだろう.しかし、福森選手などは試合中足を攣ったようで少し心配な結果となった.
試合は、相手の得点を一点に抑え完勝というところで、その試合のハイライト映像はTwitterに上がっていたもので確認したのだが、相手が上がり最終ラインのスペースがあると鈴木選手のスピードが生きることがよく分かった.鈴木選手のシュート能力は高く、シュートすれば高い確率で枠内に行くことは確実である.
鈴木選手を生かすには、相手が前掛になっている状況でいかに裏にボールを出すかということになる.相手が待ち構えていたり、あるいはポストプレーをさせてスピードを殺すようなことはさせないようにしないと使えないともいえる.
特異なところをとことん伸ばすと、相手に対応されると何もできなくなるし、器用に何でもこなすようにするとどちらも中途半端になるおそれがある.彼の将来にとってどちらが良いのだろうか.
試合の中で評判が高かったのは、ルーカス選手と特別指定選手の金子選手だろうか.金子選手は前回の初リーグ戦も物おじしないプレーが随所に見られたのでこの試合も自分の実力を発揮したのだと思う.金子選手は次の試合の控えとしてベンチ入りを果たしそうである.また得点を入れた檀崎選手は、きっと良い選手なのだろうと思う.こちらも夏頃にはリーグ戦の出場があるかもしれないが、当分はルヴァンカップが中心になるのだろう.
少し心配なのは、当初先発が予想されていた白井選手が出場しなかったことと、先発した菅選手、岩崎選手、途中出場の中野選手辺りの活躍はどうだったかである.彼らが伸びてこないとACL出場権を獲得するのは当然無理だし、残留争いを抜け出すこともできない恐れがある.
若手がベテランを突き上げるといっても、今のコンサドーレでベテランと言える選手は宮澤選手くらいでほとんどがこれからの選手である.これからの選手たちが自分の未来を掛けて争う厳しい世界である.結果によっては来年上に行くか下に行くかとどまるかを掛けていると言って良い.そういう世界で生きる選手たちにお願いするのは、自分の将来を築き上げるのは、そのチーム内で切磋琢磨するとともに選手同士の強い結びつきが必要だということである.一人だけが栄光を掴むことができるようになるにはとびぬけた実力が必要で、それが無ければ周りの手助けが必ず必要になる.