令和最初の日

 霧雨、気温は10度.北海道上空は低気圧が覆い、それほど良い天気にはならない予定.今のところ後半の連休もぐずついて良い天気は望めそうもない.

 

 昨日が平成最後の日だったので、当然今日は令和最初の日になる.新しい時代が幕を開けたが、昨日から今日にかけて劇的に何かが変わるわけではない.もし変わったとしたら大ごとである.

 

 令和初日で問題となるのはやはりコンピュータシステムの不良の発現だろう.きっとシステム的にはテストを繰り返し対応を行っているだろうが、その改修の費用をケチって移行作業を行っていないシステムだと実害が出てくるに違いない.

 その変化が出てきて大騒ぎする時に平日だったら目も当てられないので、休みになっていてよかった.

 多くのシステム担当者は、休日出勤してその対応に備えていることだろう.こういったことは日本経済にとってプラス効果は生まない.何故なら全く生産性の無いことに労働力を使っているからである.多くの作業は本当を言えば無駄である.

 それを判っていても、形式、伝統というものを無視できないのが人間である.合理性をどこまでも求めていけば確かに無駄を排除できるだろう.QC活動などはそういった無駄を排除し効率的な作業を求める活動である.それに照らせば、この元号の変更は無駄な作業を産む原因でしかない.

 無駄である無駄でないというのは、結局はそれを社会が許容するかしないかの違いでしかない.究極の社会は、その許容性を排除しなければならなくなる.もし、社会がAIで支配され無駄を極力排除するということになれば、人間は家畜に成り下がってしまうのだろう.