サイバー攻撃

 曇り、気温は14度.肌寒さもようやく持ち直し今週は暖かい日が続いている.本州は梅雨前線が近付き、すでに夏の様相を見せているが北海道は暖かくなるのか寒くなるかのせめぎ合いを行っている.

 

 

www.nikkei.com

 

 今までその分野の担当であった内閣官房の「内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)」を拡充するものらしい.

 果たして本当にここが機能するかは疑問ではある.ここに専門家がいたとしても実務能力者は少数だろう.その少数で対応ができるくらいのサイバー攻撃なら良いが、多発型の現在、大きなニュースになっていないだけで、多くの政府系の機関が攻撃を受けていると考えてよい.

 

 また、これと同時に重要なインフラ業者に対して攻撃を防ぐための対策を義務付けるようで、ますます、この先のネット上の攻撃をいかに防ぐか、それに対応する人員の需要はますます増えてくるのではないか.

 

 だけれども、今のインターネットは、善意の上で成り立っていた部分は大いにあり、悪意を持つ者が攻撃に参加するとは想像していない状況で構築されてきた.

 そのため、攻撃側の持つ武器は多彩だが、守備側が持つ防御機能は貧弱である.攻撃側の所在がリアルタイムでわかるわけでもなく、攻撃され重要な秘密が漏洩してから初めて攻撃を受けたことを知るような形なのだから、守備側にとって何らかの鎧や盾が無ければ守りようがない.その主役であるアンチウィルスを製造する会社が侵入され内部機密をごっそり持ち出されてしまうのだから始末が悪い.

 

 何か秘密兵器を持ち出さない限り守備側の不利な体勢は続いていく.