新聞は嘘をつく

 曇り、気温は15度.昼夜の温度差は5度程度としかなくひんやりとした日が続く.このくらいが適当なのかもしれない.

 

 

mainichi.jp

www.bloomberg.co.jp

 

 この記事を一目見ると反日に邁進している韓国が変わったのかと錯覚する.しかし、毎日新聞の記事は統計のマジックというか読む人を惑わせる表現としか言いようがない.

 実際は、日韓両方とも相手が嫌いという数字は50%近くで推移しており、必ずしも韓国が急に方向転換したわけではない.

 誰もが「過去最高」などという表現を見たら韓国が変わったと誤解する.調査人数も1000人程度なので今回の差も誤差の範囲といえる.

 

 陰謀論ではないが、日本の世論形成に外国の影響力が働いているのは暗黙の了解事項である.

 文大統領は、北朝鮮一本やりで金正恩に秋波を送り続けている.相手の北朝鮮は当然それを上手く利用しようとする.しかし、対米交渉の失敗とともに韓国の利用価値が低いとみると手のひら返しをする.更に、中国との米国のはざまにいて、両方から果実を得ようとするあまり両方の顔色を伺う余り外交的に破綻をきたしつつある.

 

 その状況を鑑み、少し日韓関係改善に向けた動きを日本国内でし始めたということである.特にそういった勢力の影響力化にある新聞社はそういったタイミングで記事を書くので非常にわかりやすい.

 

 こういった勢力は、政治家にも影響力を及ぼす.政治家にとって票と金が全てである.その力に負けてしまうのも人間の性で誘惑に弱いのは事実である.

 その時々の情勢を見ながら彼らは行動してしまうため、結果的に国を売る行為になったとしてもそれに気付かないふりをする.それは与党野党のどちらも同じである.

 

 日本人の多くは、性善説を信じている.人は正直だと.全ての人間がそうであれば世の中は上手くいくのかもしれない.

 しかし、現実の世界では多くの人間は嘘をつく.更に人を裏切る、だますことに良心の呵責を覚えない人間が紛れ込んでいる.だからオレオレ詐欺は無くならないし、犯罪は毎日起きる.そして正直であろうとすればする人ほど損をする.

 

 国際社会は、そういった駆け引きに満ちている社会であり、そういった現実があるのになぜか新聞は、みんなが誠実に暮らす世界を夢見ている.自分たちこそ一番それが実現不可能なことだと知っているはずなのに.