宗谷地方で地震

 晴れ、気温は7度.すっかり路面の雪は消え、あの寒さは何だっただろうとさえ思う.

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 今日の朝、豊富町地震があったらしいが夜中のことゆえ被害が心配である.テレビのニュースでは、今のところ大きな被害の情報が無いと言っていたが、時間が時間だけに確認が必要だろう.

 北海道は、地震の被害が起こる場所というのおおよそ決まっており、日高沖、釧路沖、根室沖というように太平洋に面した地域に多く地震があった.

 内陸部ではほとんどが火山の噴火に伴うもので地震が起きる確率は低かった.しかし、北海道の地図を見ればわかるように、宗谷から日高に向けて東西から押されてできたようなしわが寄っているようになっていて、それぞれ天塩山地日高山脈と呼ばれている山々が連なっている.更に北海道の中央には大雪山と呼ぶ火山がある.

 北海道の成り立ちは、ユーラシア大陸からせり出した部分と太平洋プレートがぶつかってできた地形の集合体である.だから、北海道の中央には火山があり、ぶつかった部分が褶曲して山々となったのである.当然大地と大地がぶつかり盛り上がったのだから断層は至る所にあると考えた方が良い.それが今まで大人しかったのは偶然であり、何かの切っ掛けで断層が破断し地面が揺れることは想像できる.その切っ掛けの一つが北海道胆振東部地震だったのだと思う.少しのバランスが崩れればそれが平衡な状態に戻ろうとする、それによってこの先も地震が起きる確率は高くなる.

 日高で起こり今度は宗谷で起きるということは、その間の地域に地震が来るのではないかと想像するが、本当に地震が来るかどうかは地球に聞いてくださいということだろう.

 比較的地震が少ないといっても、自分の住んでいるところは年に数回体感できる揺れは起きていた.できるならその程度で済んでエネルギーを放出し大地震が来ないようにしてほしいと思う.