デッドゾーン

 曇り、気温は3度.昨日の雨ですっかり雪が融けてしまった.雪、雨の頻度が増えてきたことも温暖化の兆しなのだろうと思う.

 大昔の人は自然の力や気候の変動に関して自分たちの無力さを知っていたのだろうか.雨乞いの儀式などがあったと伝えられていることから、日照りなどの時に自分たちの無力さゆえに神に祈るということしかできなかったのだろう.

 今でも異常気象や地震、火山の噴火、台風などに対して人間の力は無力なのは遥か昔と変わらない.何時しか人間の力でそれを操ることができるのだろうか?

 

www.newsweekjapan.jp

 地球温暖化の影響で、海水中の溶け込んだ酸素が極端に少ない海域が広がっているというニュース.

 海水中の酸素が少なければ魚は息ができないわけだから生息できなくなる.

このニュース、既に1970年代には知られており、2009年にもその領域が増えていることで警鐘が鳴らされている.

http://www.thinktheearth.net/jp/sp/thinkdaily/news/climate/641.htm

 実を言うとこの話題どこかで目にしていたかもしれないが記憶にない.多くの人がこのことを知らないのではないだろうか.

 知らないということが事態を悪くするのは世の常である.知ってから対策を取ろうとしても殆どのことで手遅れのことが多い.既に人類は不可逆の領域に突入してしまったのだろう.そのことを人間は知らなければならない.これから準備しなければならないことは、これからやってくる未曾有の自然災害に対してどのように生き延びていくかである.無為無策では、本当に人類は滅びてしまうだろう.